【フライタイイング】フライでバスを釣る!バスバグ・ニンフの作り方
今回はハネフィッシングの夫作、オリジナルフライの紹介です。前回の記事で、バスをニンフで釣るために使用したのが、今回紹介するフライ、バスバグ・ニンフです。
前回の記事を見ていない方は、このバスバグ・ニンフが本当に釣れるのか、という実証実験の様子を紹介しているのでぜひご覧ください。
構想から4年。バスをニンフで釣るために作ったオリジナルフライ
このフライは、ニンフでもバスを釣れるんではないか、という発想から生まれました。よく使用する他のニンフでもバスが釣れるということは、今までの経験上分かっていたのですが、大きさ、形、沈み具合などバス向けに調整して作ったのがこのフライです。
フライを作って調整しては何度も実験を重ね、構想から4年。ようやくこのフライが完成しました。そんなわけで、ハネフィッシング夫の自信作です。
名称は、元々存在するバスバグというフライにちなんで、そのニンフバージョンということで「バスバグ・ニンフ」と命名。その見た目から私たちの中では通称「カメムシくん」とも呼んでいます。
基本のアクションはストップ&ゴーです。一回引いて、ピタッと止めた瞬間にピクピクっと動くのが当たりなので、その瞬間に合わせるイメージです。
使用した素材
フック:ORVIS カーブニンフフック #10(#6〜12)
ヘッド:FLYMEN ニンフヘッド・エヴォルーション・ストーンフライヘッド(ブラック/Lサイズ)
ウェイト:Hareline レッドフリーワイヤー(0.020)
スレッド:Danville フライマスター ワックススレッド 70 Denier(オリーブ)
ボディ:Wapsi ウーリーバッガーシニール(ブラック)
ボディ:Wapsi フォーム(ブラウン/3mm)
ボディ:Wapsi シン・スキン(ナチュラル)
ボディ:ハーフ・グリズリーサドル(オリーブ)
ボディ:Wapsi SLF パターン・ブレンド・ダビング(レッド・フォックス・スクオール)
レッグ:ラバーレッグ(ブラック・ゴールド)
なお、メーカーや素材が多少違っても同じように作ることができるので、似たような素材があれば代用可能です。
作り方
1. フックにストーンフライヘッドを取り付けて、ワイヤーを巻いていきます。ワイヤーの端からフックベンドに向けて糸を巻いていきます
2. フォームを小さくカットしてテール部分に巻いていきます。フォームを折り返して、折り返し部分をシャンクに固定し、余分な部分をカットします。
3. シン・スキンを適量カットして昆虫の背中の部分に使用します。
4. サドルハックルをシャンクに固定します。
5. シニールの端をシャンクに固定し、シャンクの真ん中まで巻きつけていきます。
6. レッグをボディに固定します。
7. 先ほど途中まで巻いたシニールをヘッドの部分まで巻き付けます。その後、前側のレッグも糸で固定します。
8. 先ほど固定したサドルハックルを、レッグを巻き込まないようにボディに巻き付けていきます。
9. 巻き上げたハックルをトリムします。
10. シンスキンを反対側に折り返して、ヘッドのすぐ後ろで固定します。
11. ヘッドのすぐ後ろにダビングをし、ウィップフィニッシュで糸を固定します。
12. 最後に、レッグやはみ出した毛をトリムして完成です。
動画解説
動画では、使用している素材についてや、細かいパーツの付け方のコツなども詳しく説明しています。画像だけだと分かりにくい部分は、動画を参考にしてみてください。
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