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英日の翻訳スピードについて

今日は仕事がさくさく片付いて、なんと3時間で1,500語を和訳することができました。これは私基準では結構早い方です。気分がいい。

翻訳スピードについては色んなことが言われていますが、一般的な内容のテキストで機械を使わない場合、基準となる処理量は250語/時間だという印象があります。この数字はどこから出てきたのか分からないのですが、体感的にも、1日8時間働いた場合の処理量が、一般的に翻訳者が一日に処理できるとされる2,000語にあたることからも、妥当なのかなと思います。

ただ、翻訳作業を1日8時間なんて続けられるものなのでしょうか。少なくとも私はとても無理です。集中力と体力が保たないです。今日の3時間だって、間に1時間休憩を入れているし、ちょこちょこ機械も使っています。もし1日2,000語をコンスタントに処理するとしたら、1時間あたりの処理語数を300とか400とかに上げていかなくてはなりません。1日に集中して翻訳作業できるのは、私の場合調子の良い時で6時間でしょうか。

ただし、仕事がさくさく進むかは原稿の品質や内容の難度などに左右されるため、私は大きな案件を受けるときは、1日に安定して捌ける語数を1,500語として日数を見積もります。ちょっと少なめですが、自分の体力や集中力を考えると少なめに見積もった方がお客さんに迷惑をかけなくて済みますからね。

人によっては毎日何時間でも働けたり、膨大な翻訳メモリを活用して1時間に大量の語数を処理できたりするすごい人もいます。私もそのようなすごい人になれたらよかったのですが、できないことはできないのでしょうがない。最終的には、どんなに翻訳が速かろうが遅かろうが、期日に間に合えばいいのです。

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