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人狼村でのユーモア

人狼というゲームは単に推理したり説得したりするゲームという訳ではありません。根本的にはパーティーゲームなのでふざけた事を言ってみたり笑いを取りに行ったりする人も居ます。ゲームとあまり関係がない要素ですが、得てして面白い人ほど吊られにくく、真面目に発言しているのに吊られてしまった。なんてこともよくあります。
村の判断としてそれはどうなんだ。と思う人も居るかも知れません。面白い人はあくまでも面白い人であって、推理に貢献できそうに無いからグレランで落とすべきだ。合理性で考えていった結果そこに辿り着く考えもあります。
しかし、ユーモアのある人が残りやすいというのは、偶然かあるいは本能なのか、非常に人間味のある選択なんです。
人はユーモアのある人を見るとそこに柔軟で余裕のある知性があるように感じるのです。普通の事象を、視点を捻り思わぬ角度を見せられた時、笑いが起きるのです。笑いに対する引き出しの多さというのは、その人のアイディアの豊富さを感じさせることが出来るのです。
好悪以上に、印象として「頭の回転が早い人」というものが残るのです。「人外という余裕のない立場なのにこんな面白い事を言う余裕は無いだろう。」なんて読みもあります。切羽詰まった状況で笑いを取ろうとするのは非常に難しいのです。まともな人はIPPONグランプリのような緊張する中で笑いを取れと言われても何も浮かばないのです。
ただし場数を踏んだプレイヤーなら、ユーモアセンスを発揮させながら村を乗り切ることもあるでしょう。過信出来る読みでは無いことは頭に入れておきましょう。


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