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【電動飛行機】垂直に離陸して揚力で飛んでみた

皆さん「トップガン マーヴェリック」は観ましたか?トム・クルーズはもちろん、戦闘機が大空を颯爽と駆け抜けてんのほんまカッコよかったぁ!この映画は大当たりしてて、首都圏では週末のIMAXのチケットが争奪戦状態、予約販売開始と同時に座席を確保せんと買えへん状態になってるらしいね!でも、原作者の遺族から著作権侵害で訴えられてもうたから、映画館で上映できんくなるかも!気になってた人は早めに観に行っときましょ~!

ところで、僕が心を奪われた戦闘機の1つに「ハリアー」っちゅう奴がおる。この子はホーカー・シドレー社(後のBAEシステムズ)が開発した垂直離着陸可能なジェット機(VTOL:Vertical Take-Off Landing)であり、まるでヘリコプターのようにホバリング飛行することができる。

現在は「離陸時に短距離滑走、着陸時に垂直着陸」という折衷的な運用を行う機体(STOVL:Short Take-Off Vertical Landing)であるF-35BライトニングⅡが運用されている。以下の動画は、テキサス州フォートワースの飛行場でF-35Bが短距離離陸した後に水平飛行に遷移して、さらにホバリングを行うというもの。めちゃめちゃ短い滑走距離で離陸してるのすごくないですか?!

ドイツのベンチャー企業「Lilium」はこのVTOL機を電気エネルギーのみでまかなう電動VTOL機を開発を進めており、最終的にUberみたいに「アプリで飛行機をどこにでも呼び出せるサービス」の提供を目指すとしている。

Liliumは2017年に「Lilium Jet」という電動VTOL機の飛行実験に成功してはった。しかし、この子は空気を噴射する力を利用するホバー飛行を採用していて、エネルギー効率は芳しくなかった。そこで、Liliumの開発チームは新たに実験機「Phoenix 2」を作成し、ホバー飛行から一般的な飛行機と同様の「揚力を用いた飛行」へ飛行中に切り替える実験を行わはった!

動画を見てもらうと、まずPhoenix 2が垂直に離陸し、通常の航空機ではフラップに相当する部分の角度を変えて、前方へと加速していく。そして、十分加速した後、フラップの角度を調節して、揚力を用いた飛行へと切り替わる。

ホバー飛行中は空気の流れが乱れるため、空気の流れを可視化するためのヒモがバタついてたけど、揚力を用いた飛行に移行すると、空気の流れが落ち着いてヒモの動きも安定する様子が見て取れる。

最後は、徐々に減速しながら実験場に舞い戻り、フラップを真下に向けて空気を噴射してホバリング飛行をしながら、ゆっくりと着陸していかはった。

スマホで予約したらタクシーみたいに飛行機が迎えに来てくれる。そんな未来も近いかも?!町の空が”danger zone”にならんといいね笑


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