映画『窮鼠はチーズの夢を見る』評
私はシスジェンダーでヘテロセクシャル、
女性としての生きにくさは
感じてきましたが、
性指向についての葛藤を
人生で経験したことがありません。
少女マンガを読めば、
真壁くんにキュンとしたし、
思春期にはクラスメイトの男性を
好きになって、
自分がヘテロセクシャルだと意識する
ことすら不要でした。
性指向を基にした差別については、
今のように、
教育を受ける機会もなく、
全く無自覚に生きてきてしまい、
何しろ、
とんねるずの保毛尾田保毛男で
笑ってきた世代です。
知識がな