夏の朝が好きだ。といっても、7、8時とかそういった朝ではない。4、5時ごろの夜明けの朝だ。前日の酷暑をひとかけら残した、じんわり温かく、風が心地よい朝である。すーっと深呼吸をする。うん、朝の香りだ。太陽の光に照らされる夏霧が幻想的である。東京でもこんな景色が見れるのだなぁと、少し感動した。 冬の朝も好きだ。つんとした冷たい風が、頬にチクチク刺さるのが心地よい。すーっと大きく息を吸い込む。地下でひっそりと、ゆらゆら揺らめく、深井戸から汲んだ澄んだ水のような、新鮮でひんやりした
私は食べ物に目がない。食べることが大好きだ。(なのに胃腸が弱いのは本当に残念である)。旅先を選ぶ際にも、食が動機となることが多い。だが一つ問題点がある。それは私がビビりということである。 よく旅に行くことから、人からは「積極的」「止まらないね〜」「いけいけ、どんどんだね〜」と言われることが多い。しかしそれは全く違って、ビビりでも旅はするのである。最初のnoteにも以下のように書いた。 ビビりだから、誰にも刺激されない、ゆっくりした場所で一人になりたくて、でも家は嫌、閉塞的
古都、京都。 京都といえば、修学旅行先の定番である。東京にはディズニー、大阪にはUSJや道頓堀で食い倒れとか、友達と楽しむのにはもってこいの場所は他にもたくさんあるのにどうして京都なのだろうかと、少し不満があったことは否めない。まあ、子どもなので、どこに行っても友達がいれば楽しめるものなのである。そんなこともあり社会人になるまでは京都=学校の勉強というイメージが払拭できず、中々京都を旅先に選ぶことはあまりなかった。 だがしかし、今はこう思うのである。 大人こそ京都に行こう
女心と秋の空、という言葉があるが、別に性別関係なく人間の心というものは移ろいやすいものだ。生きているのだから。そもそもこのご時世ですし、女に限定しても、という感じである。 旅も同じで、どれだけのんびりした旅であろうが、今までに見たことのない、経験したことのない事柄に、楽しくなったり不安になったりする。常に心が忙しいのが旅である。 休日の早朝の電車には、スーツケースを持った人、軽装に大きなリュックを背負った人など、明らかにこれから旅に行こうとしている人がおり、それがより一層
いえいえ、ただ社会のしがらみから解放されたいだけなのです。 第一印象が大事なのに、初めから好みが分かれそうな内容でごめんなさい。 ただ、私にとって旅とは、単純に好き嫌いで片付けられる存在ではなさそうなのです。 何かと、物心つく前から旅することに縁がありました。やはり1番影響が強かったのは母親かと思います。 母親は海外旅行が好きで、私が生後まもない時にハワイに連れて行ったそうです(もちろん記憶はありません)。特にヨーロッパ方面が大好きで、ついに定年が見えてきたここ数年、フ