出水市 ツル観察
2024年1月
鹿児島県出水市でツルを観察してきた
旅で出会った風景をご紹介します
旅の写真
出水市ツル観察センターでツルの群れを観察するのは二度目
前回は旅の途中で偶然ここにたどり着いた
当時は犬連れだったこともあり短時間立ち寄っただけ
ツルはたくさんいたが、飛んでいるところを見ることはできなかった
あれから12年
亡くした犬の写真を眺めていたとき、ふと出水市のツルを思い出した
調べてみると、1月の早朝ツルの群れが飛び立つ様子を見ることができるという
夜眠っていたツルたちが、日の出とともに一斉に飛び立ち、また帰ってくるところを見学できるらしい
屋外なので天気が良い日に行きたい
天気予報は不安定だったが、1週間くらい九州をうろうろしていれば、晴れる日もあるだろう、と旅に出た
旅の途中で天気予報を見ながらホテルを予約した
前日に慌てて予約したこともあり、出水市ではなくお隣の水俣市のホテルを予約してしまった
ツルを観察する日の朝、そのぶん30分ほど早く出発することになった
出水市の日の出は7時15分頃だ
神奈川県より30分ほど遅いのがありがたかった
水俣から出水へ向かうには海沿いの国道3号線を走る
車の窓から西の空に輝く満月が見えた
海面を照らす様子が美しかった
午前7時、東の空が少し明るくなってきた頃ツル観察センターに着いた
センターの屋上へ上がる途中、さわがしい鳴き声が聞こえてきて、かなりの数のツルが集まっていることがわかった
屋上へ出てツルが並んで飛んでいる様子が見えたとき、感動で鳥肌が立った
写真撮影には苦労した
カメラは1台でズームレンズは所有していないので、広角レンズと望遠レンズを時々交換しながら撮影した
何百枚も撮ったが、望遠レンズ(マニュアルフォーカス)で撮った写真はほとんどがピンボケだった
2時間ほど滞在し、十分目に焼き付けたし、写真もたくさん撮った
満足して帰ろうとしたとき、寒さで手足が冷たく痺れていることに気づいた
朝日が当たる車に戻りしばらくすると、暖かくなって手足の感覚が戻ってきた
今年の調査ではナベヅル、マナヅルなど12,972羽のツルが観察されているらしい
行ってみてわかったことは、「夜明けとともに一斉に飛び立つ」といっても、本当に一瞬で全て飛び立ってしまうのではなく、小さな群れになって少しずつ飛んでいくのだということ
日の出前後1時間くらいは群れで飛ぶ様子を観察できそうだ
ツルの写真はピンボケだらけだったが、きっと一生忘れない思い出になるだろうと思った
おまけ
ツル越冬地の入域制限
出水市のツル越冬地は、期間中入域に制限がある
ツル観察センターまでのルートも指定されていて、車1台1000円の入域料を支払う
もちろんルールを守れば歓迎されるので、気後れすることはない
またツル観察センターからの見学だけでなく、干拓地の野鳥観察舎へ行って観察する場合は、5分程度のレクチャーを受けてから行くことになるようだ(私はツル観察センターだけで十分満足できた)
水俣の写真
水俣市のビジネスホテルに2泊したが、ホテル周辺を少し散歩した程度で観光はしなかった
江口寿史さんデザインのマンホールは散歩中にたまたま見つけたもの
帰宅後に調べて水俣出身だと知った
もう1日滞在して深掘りすれば良かったかな・・
ご覧いただき、ありがとうございました
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