見出し画像

写真|辻堂海浜公園で思い出すタコ公園の記憶(1枚)

こんにちは Hankです 

本日のお写真です

2023年4月撮影
('ω')/

海浜公園の朝|辻堂西海岸 2023

辻堂海浜公園の朝

まだ人影もまばらで、いつもなら子供たちの歓声でにぎわっているタコの滑り台も、ひっそりとしていました

これはチャンスだと思って一枚撮っておきました
(*'ω'*)


タコの滑り台といえば、子供の頃を思い出します

50代のおっさんとなった今でも、タコの滑り台を見ると、なんだかワクワクしてしまいます

ただ、撮影後にこの写真を眺めていて、私の中にタコの滑り台にまつわる妙な記憶があることに気づきました

思い出しながら書いてみます
('ω')



今から40年以上前、私が小学生の頃に、自宅から少し離れた公園にタコの滑り台がありました

仲間たちと「タコ公園」と呼んでいたその場所は、住宅地から少し離れた山の中にあり、みんなで一緒によく遊んだものです


今となっては、そのタコ公園にどうやって行ったのか、道順などは覚えていません

徒歩だったか、自転車だったか・・

曲がりくねった見通しの悪い砂利道を進むと、突然目の前にタコが現れる

そんな場所だったと記憶しています


そのタコ公園には、いつも友達と一緒に遊びに行っていました

でも、ある時、どういうわけか、私一人で行ったことがあるんです


その日は、夏の暑い日でした

セミが耳をつんざくような声で鳴き、空気は湿って重かった

砂利道を汗だくになって進み、やっとタコ公園に着いたのです


暑すぎるからか、公園には誰もいませんでした

でも、それだけではなく、何かいつもと違う空気が漂っていることを感じました

こんな明るい真っ昼間なのに、シンと静まり返っていて、さっきまでうるさかったセミの声も聞こえません


ちょっと怖いな・・

そう感じ始めたそのとき、視界の端で何かが少し動いたような気がしました

私はハッと身構え、そちらへ目を向けました

そして、恐怖のあまり凍りつきました

タコがくるりと振り向いて、こちらを見ていたからです



私の記憶はここまでです

その後公園で何をしたのか、どうやってその場から立ち去ったのか、全く記憶にありません

ただ、とても怖かったことだけは覚えています

しばらくトラウマになり、思い出すと夜も眠れなかった


タコの滑り台が振り向くなんて、さすがにあり得ないでしょう

今考えると、恐らくあれは夢だったのだろうと思います
(˘ω˘)


でも、どこからどこまでが夢だったのか?

あのタコ公園は本当に存在したのか・・


場所は茅ヶ崎市の北部だったはずなので、Google mapで探してみましたが、見つけることはできなかった

もう40年以上前のことだから、公園は無くなってしまったのかもしれない


そんな事を考えていると、更に疑問が湧いてきました

タコ公園で一緒に遊んでいた友達は誰だったのだろう・・


公園の場所だけじゃなくて、友達の名前や顔も、その場所で何をして遊んだのかも思い出せない

歳を取ったせいか、それとも全て夢だったのか・・


いや、公園は確かに存在したはずだ

子供の頃に楽しく遊んだ事実があるからこそ、タコの滑り台を見るたびにワクワクし、懐かしく感じるのだから



それにしても、人の記憶とはなんとも曖昧なものだ

思い出そうとすればするほど、わからないことが増えていくではないか・・・


そんな自分に戸惑いながら、辻堂海浜公園で撮影したこの写真をもう一度眺めていたら、あることに気がつきました

この滑り台のタコには「ツノ」がある・・

「あれ!?・・こいつ、タコじゃないのか??」


もはや何もかも間違っていた気がしてきました・・
( ゚Д゚)

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?