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【HaniwaFactoryの小話】濁点と半濁点の狭間で揺れる

HaniwaFactory

以前ここに書いたキツネコンコンの友人からカフェに呼び出され、今度はカレーの話をしていた。まだ私の知らない美味しいカレー屋を知っているか？という内容だったはず。

私はカレーを家で作ることが多く、外で食べる機会は少なくて、食べるとしたらここ十年くらいココ壱番屋しかない。お前もココイチは知ってるだろ。だからお前の求める「未知の美味しいカレー」情報はきっと知らない…ああそうえいば、知り合いに血液の代わりにカレーが流れているんじゃないかってくらいカレーばっかり食う人がいる。その人が確か新宿からどっかに引っ越したボンベイとかいうカレー屋のことを最近ツイートしていたぞ？と思い出し話した。これだ。

友人「ボンベイ…ほお、なんか聞いたことあるかも。」

私「最近引っ越して復活したらしいぞ。」

友人「ボンベイ…ってさ、カレーってイメージよりも血液を思い出すんだよね…」

私「血液？！」

友人「ボンベイ型っての。AOBの中ですっごい特殊なのが、ボンベイ型とかいう名前、私も詳しくはない。」

私「なんじゃそりゃ。知らん。」

その場で調べてみると、AOBで分類されるものの中でもO型の亜種にあたるものがボンベイ型だった。『インドのボンベイ（現在のムンバイ）で発見されたことから』ということを知って友人と二人で「嗚呼！だからカレー屋の名前か！！インドか！！」と軽く叫び、カフェの片隅でボンベイについて知見を広げていた。

私「そういえば、ボンベイって遺跡なかった？古代遺跡。」

友人「知らん。」

私「火山が噴火して、溶岩流れてきて滅亡した古代都市の遺跡。」

友人「知らん。」

私「人間が溶岩に埋もれて朽ち果てたから、溶岩の穴に石膏流し込んだら人の形の空洞になってることが分かって、人型の石膏がごろごろ転がってる遺跡。」

友人「全然知らん、何それすごい。インド？」

私「わかんない、ボンベイって聞くと私はそれを思い出すのだけど…ちょっと調べるね」

～数秒後～

私「やべぇ！！遺跡はポンペイだった！！」

友人「ポンペイ！！！！！！！！！！」

私「半分合ってた！凄い！」

友人「うん、凄いwwwwwwwwww」

ボンベイ、ポンペイ、PC画面で見てると小さめの文字じゃドットが荒くて見間違えるパターンだ。でもそれを脳内で間違えるとは恐れ入った自分。濁点と半濁点の狭間で揺れている。

投げ銭を頂いたりしたら、嬉しさと興奮のあまりワタクシの鼻毛が伸びる速度が上がって大変な事になることでしょうね…。