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【ソーラークッカー計画2024】初号機コペンハーゲンソーラークッカーを作って110℃に到達した話

プロローグからの続きです。色々あってソーラークッカーを家にあるもの&100円ショップで手に入るもので作るぞ!!という気持ち高ぶり。Twitterに自分で独自の「#ソーラークッカー計画2024」というタグでつらつら調べた情報を書き連ねていった。

やがて「コペンハーゲンソーラークッカー」というものと出会う。英語コンテンツにしか情報がないのだが、4枚の正方形反射素材を組み合わせて花びらのように組むだけの簡単な仕組み。これだ!!!

海外だと子供が学習のために作ったりするみたいだね?

ソーラークッカーには研究している団体みたいなものが存在しているらしく、その1つであるSCI(Solar Cookers International)のWikiには様々な情報が集まっていることが分かった。Chromeで日本語に翻訳すれば大体読める!英語が苦手なので助かる!SCIのWikiにもコペンハーゲンソーラークッカーの項目があった。

花びら状のパーツの組み方を変更すれば季節による太陽高度の違いにも対応が出来る、お手軽だけど結構優秀なパネル型ソーラークッカーだと思う。

で、使えそうな素材を100円ショップで探してくるも、なかなか張りのあるぴかぴか素材が見つからず。エアコンの上に載せる日よけが想像に一番近かったので買ってみて作った。

作り方は全部書くと長くなるので気になる方は上記ツイートを追って下さい。これを初号機として実験開始。

初号機実験1回目は70℃台までだった。温度が低くてサツマイモは半生であった。初号機、素材があまりにもフニャってて風の影響をうけてパタパタしてたし乱反射も酷そうだなと思ったので、改良を加えることにした。

詳しくはツイートを追ってください。表面には防災用のアルミシートを張り付けてギラギラにした。そしてソーラークッカーでは集光と同時に集めた熱を逃がさないよう保温するのも大事なので様々な情報を読んで悩みまくった結果、料理用のポリカーボネート製ボウルを5サイズほど買って、ソーラークッカーにサイズに合わせて2つを上下に組み合わせドーム状にして保温することにした。「ナガオクックボウル」という商品名のものを楽天で買ったぞ!

実験のメモは時系列にだらだらツイート繋げているので気になる人は上記ツイート追ってください。この方法は正解だったようで、猛暑で快晴の日に実験したら最高到達温度110℃まで確認出来た。

110℃を確認した時は水蒸気で曇ってて撮影しても画像では読み取れなかったので105℃の時のツイート埋め込んでおきます。コペンハーゲンソーラークッカーでも保温しっかり考えればこのくらいの温度が出るという事が分かった。猛暑に感謝。

ソーラークッカーの温度が100℃以上になればサツマイモも大変美味しく蒸かせるという事を学んだ。

コペンハーゲンソーラークッカー、本来は正方形を4枚使って作るのだが私は素材をケチって長方形のまま組み立ててしまってるいびつな形なので底面が平行四辺形になっちゃってるし「なんちゃってコペンハーゲンソーラークッカー」などと表現している。

今後、サイズを大きくしたら温度が上がるのか?を確認したくて、作れる素材を2種類買ってある。時間が出来たら新しいものを作ろうと思ってます。次はちゃんと正方形で作る!コペンハーゲンソーラークッカー、良い素材さえ手に入れば作るの超簡単なのでおススメです。パネル型だけど全体が繋がってるので風で吹き飛ぶ可能性もやや少ないかな。風量によるけど。

ソーラークッカーの実験を始めてからというもの、それまで毎日の猛暑にムカついて快晴の日は朝からぐったりしてため息をつくような日々だったのに。週末、朝からクソ暑いと「やったぞ!今日はソーラークッカーの実験が出来るぞ!!!」とウキウキワクワクドキドキハラハラしてたので、猛暑を前向きにポジティブに楽しむことが出来て大変良かった。実験する時は帽子とサングラス必須です。光の反射で目にダメージ来るからマジでサングラスは絶対して。

投げ銭を頂いたりしたら、嬉しさと興奮のあまりワタクシの鼻毛が伸びる速度が上がって大変な事になることでしょうね…。