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赤子からの宇宙愛

半月ほど前、インドカレー屋でランチした。

隣のテーブルに座った三人家族。私の斜向かいにいたベビーカーに乗った赤ちゃんが、じいっとこちらを凝視している。思わず私も彼(どうやら男の子)のほうに目線を返すとますますこちらに視線が釘付け状態。笑 可愛いのでついついにこにこ微笑みかけていた。

私が食事したり隣に座った娘と話したりなど、その彼から目を逸らして気持ちもよそに向いていて、ふとした時に彼に視線を戻すと、既にほぼ100パーこちらを見つめてる。赤ちゃんあるあるの現象だ。

彼の瞳の奥から「わたしはすべてしっているよ」というメッセージが伝わってきた。私は彼を通して大きな宇宙の愛に見守られている、と理屈抜きに確信した。


インドカレー屋さんで見つけた置き物。

一般的には赤ん坊とはこの世に生まれてきて間もないため、未成熟で弱いので大人の側が庇護しケアし見守りあやすもの、という固定観念のようなものがあるけれど、むしろ逆ではないか?赤ん坊の方が、いい歳した大人を見守り無条件の愛で包んでいる。「庇護」「ケア」「あやす」とかそういう次元を遥かに超えた叡智と慈悲に満ちていた。

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