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とっておきたい紙々。

どこかで手にした紙類を「これ取っておこう」と、箱や引き出しに入れているうちに年月が過ぎてゆきます。小さなシールなどは鞄のポケットに入れたのを忘れて、後日レシート類と一緒に捨ててしまうこともあるけれど、紙たちは年々増殖してかさばるので、引っ越しや季節ごとの片付けのタイミングなどに絵柄のギリギリのところで裁断して小さくしたり、冊子なら必要なページだけ残したり、最終的にスキャンして処分したりして減量にも勤しんでいるのです。

捨てるものと事務的なものと仕事関係、のどこにも属さないしジャンルもイメージも雑多だけど「なんかいいなぁ、とっておきたいなぁ」という紙類を時々眺めて何かのヒントにしたり「ほっこり」したりするにはどう保管すれば良いか…考えはするものの、解決策は特になく。

ある時スキャンしてnoteに載せて残しておく方法を思い立ち(そうすると手元に画像は残るので、万一将来noteのサービスが終了して過去記事が消えたり保存できなくなるとしてもどうにか残せるかと)、過去に二回(2017年と2020年)「紙類、あれこれ」の画像を載せてきましたが、今回久しぶりにその続きです。

まず最初に、今は2022年だけど、ずいぶん古い紙たちから。

雑貨店で懐かしのファンシーショップの包装紙(シモジマさんの1970年代〜の「ストップペイル」復刻柄)をモチーフにしたポーチやメモ類などが並んでいるのを見かけて、「あれ?うちにも似た雰囲気の紙があったような…」と思わず昔の手紙類などを久しぶりに出してみたところ、おそらく同時期の他社さん?の包装紙なのか「このレトロさ、まさに今っぽい〜」となりまして。

受け取ったのは消印と切手の額から1993年。当時知り合いの小学生さんからこうしたお手紙をよくいただき、当時でもすでにレトロだなぁと思っていました。味があるのでごく一部だけ実際の手書き文字を残しました。左上の封筒の白いスペースは、実際にはファンシーショップや文具店で紙袋として使われる際、お店のスタンプなどを押すスペースだったんでしょうかね。

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次は、つい欲しくなる(けど保管するより日常で使ってしまうのでコレクションできない)コースターと、毎度おなじみ紙ナプキン。カフェ5399さんのは最初に訪れた時に「欲しいな」と思って確認すると「デザインした人も喜びます。どうぞ持ち帰ってください〜」と店主さんに優しく微笑んでいただき、今3色が手元に。

その左下はポレポレ東中野に映画を観に行った時に「上映まであと20分しかないけど小腹空いてどうしよう」と思ったら、一階のカフェで「スコーンとコーヒー」という自分にとって理想的な小腹満たしメニューを見つけて感激した時の一枚。

右下は横浜の洋食屋さんで(外出自粛期間を経て)久しぶりに友人と会えて嬉しかった時に購入。大阪王将の紙ナプキン(画像は一部分。時計回りに90度回転させたもの)はいつもらったか忘れたけど、餃子を頭にのせた?人物の絵が可愛くて。

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お次は黄色いもの、ゆるい絵、クラフト紙、シンプル、ハンコなど…私の「保管するストライクゾーン」ど真ん中な紙々。おやつのお店フードムードさんの黄色い箱には美味しい焼き菓子が入っていて、空箱には今自作のおみくじを入れています。豆腐屋さんの小さなリーフレットは蛇腹に折りたたんであって、一部しか載せてないけど10種類の商品イラストが載っているのです。表紙のおとうふくんにはファンクラブがあるらしい。

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お次は、旅の思い出たち。といっても通販で買ったものやお土産でいただいたものも。岡山の新幹線乗り換え口の売店の紙袋は額に入れて飾りたい素晴らしさ。「国宝松本城」という文字で構成されたパターンの迫力。相馬に旅した時に泊まったお宿の箸袋。亀のシルエットとロゴで、その旅館の目の前に広がる松川浦の景色が蘇ります。新幹線で食べたお弁当についてきた紙おしぼり(切符風)と、ブランケットについてきた五泉市のタグ。ロゴの「五」を上下に組み合わせたイメージ?が素敵で、裏面を読むと五泉市がニットの産地であり、大切に作られていることが分かるのです。

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次は少し甘いテイストで。キルフェボンの焼き菓子ギフトは展示会の差し入れでいただいたもので、長年箱本体はイベントで使ったりしていて、スリーブは半分をカットして今残るのは一部だけ。

その右下、不思議の国のアリスに出てきそうな夢のようなお洋服(とってもお高い)や布小物のお店に憧れていた私に、姉が卒業祝いに何か買って贈ってくれた時のカード。今はカーキ色やカラシ色、ボーダー柄などが好きですが、こうして見返すとときめきがかすかに蘇るので、きっと心の奥底には乙女チックな気持ちが今も潜んでいるのですね。

マトリョーシカの絵の紙はお菓子についていたおまけだとか。お店に飾ってあったものを「これ売り物じゃないので」と譲っていただきました。「デリケート素材」と書かれたタグは、蝶のイラストの参考にと、デリケートだと伝えるためにわざわざ「オーガンジー」に印刷していることに感動したのとの両面で保管。

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次。長谷川町子美術館では持ち帰れる冊子類も充実しているしショップの袋も表裏に柄があって楽しいし、何より入場整理券まで可愛いのにビックリして保管。スタバのギフト用タグはシンプルに可愛いのと仕事で使う英文の参考に。靴下屋さんは長年タイツとハイソックスを愛用中だけど、ラッピングを保存するのは初めて。このソックス柄を見ていると元気が出ます。

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次は少し違うジャンルの紙々。つい最近、ネットで見て装丁が素敵で気になっていた『土葬の村』という本を実際に手にしたら、想像していた単行本とは違って、よく書店で見かける統一された表紙の新書シリーズに「うまい具合に」素敵な帯がかけてあるタイプの本だったので、わぁ面白い、いい方法だなと。

本といえば、シェア型書店で絵本作家・イラストレーターの土橋とし子さんの棚で見つけた付箋のPOPにグッときた『大阪みてな帖』。数年前に購入して以来、お気に入りでしょっちゅう眺める一冊になり、本は本棚に、キュートなPOP付箋はお気に入りファイルの中に保管しています。

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そんなこんなで、本当はどれもこれも大小様々な思い出やエピソードがあるのだけど全て書いていたらキリがないので、この辺で。

最後に私が店主をしているハニホ堂の関わった紙たちを少しご紹介します。

実店舗を閉店する際にその地域のイラストをまとめた紙袋を作ったのですが、それから半年以上経って、すでに引っ越したその街(奈良きたまち)の小さな神社を管理されている世話役の方からご連絡があり、「普段は鳥居の門が閉まっているので、人が集い、神様にも喜んでもらえるような機会を作りたい」とお声をかけていただき、音楽演奏を奉納する日を毎月設けて、当日掲示する看板と、お参りされた方にお渡しするおみくじシールも作れたら…ということで、もともとお店の紙袋(もう現物はない)が小さな大吉シールに生まれ変わって、今も離れた土地とご縁がつながっているような気がして嬉しいです。

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実店舗がなくなってからはイベントに出展するなどの活動をしていて、近いところでは、2022年11月26(土)〜27(日)日に東京都世田谷区三軒茶屋のキャロットタワーで開催される「起業ミニメッセ」(よかったらご近所の方、お越しください〜)に参加することになり、主催者からのご説明で、起業家としてのアピールが必要とのことで、普段はショップカードなどはあまり用意しない私ですが、今回新たに作りました。せっかくなら少しでもお手元に残るようにしたいと願いを込めて、「しおりサイズのショップカード」兼「ショップ情報もあるしおり」にしました。

そのイベントでは木工作家のFQDESIGNさんとのコラボ、ISSHOシリーズと、今回新たに手芸&アクセサリー作家・講師のyun*styleさんとのコラボ、yukkurichの商品(メガネにも使えるマスクコードやバッグなどにもつけられるマスクチャーム)も展示するので、そのショップカードやタグも並べてみました。

オリジナルのマッチくじも47種類出すのですが、個人的に手元に置いているレトロマッチの魅力には遠く及びません。

他にも、魚系の食品のパッケージとか、演劇(劇団の公演)のチラシとか、美術展のチラシ、古い雑誌の表紙、どこかの街のガイドマップ、すごろく方式の案内チラシだとか、小さな冊子のフリーペーパーなどにも「グッと来る」のが多くて、いつも色々想像の翼を広げさせてもらっています。

何かに絞って集めるということはできず、なんとなくいいなと思った多様なサイズのものを箱に、ファイルにバサっと溜める日々は続くよどこまでも。

では、またいつか紙々の世界で!