◆ 気になった本 202
「水を縫う」
(寺地はるな 集英社 9784087717129)
バラバラになっていた一家が
娘の結婚を機に 一つへまとまろうとする
そんなお話し
中心にいるのは
この春に高校へ入学した清澄
彼は「男なのに」刺繡が好きなのだ
結婚するのは姉 そして母と祖母がこの家に住んでいる
それぞれが 問題点を抱えてながら生きているんだけど
その問題点を各自が克服していくワケだ
そこの描き方が この書き手さんらしく「巧い」
圧巻は
別れたお父さん全
鼻の奥が 少しねツーンとしました はい