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【人間関係】「3つの対人タイプ」それぞれの特徴とは
前回の記事で「3つの対人タイプ」を紹介しました。
この3タイプを意識しながら他者とかかわることで、「この人と関わったとしたらどのような関係性になるのかな?」と、ちょっとだけ予想することができるでしょう。
また、「自分がどのタイプなのか?」を考えてみることで、あなたの人間関係の特性も見えてくるかもしれません。
人間は社会的な動物ですから一人で生きていくことは難しい。
だからこそ、”仲間”を求めるのですが、その仲間によって影響を受けることを考えれば、「仲間探し」というのは、かなり真剣に取り組んだ方がよさそうですよね。
そんな見て見ぬふりができない「人間関係」において、本記事では、3つのタイプをさらに深掘り、「それぞれのタイプと関わると、どのような影響を受ける可能性があるのか?」を話題とします。
ぜひとも、互いにより良い影響を与え合える関係性を築く助けとしてくださいね。
▼何事にも動じない「安定型」
前回の記事からもお察しの通り、「安定型」は人間関係づくりにおいて最強でございます。
もちろん、安定型だからといって人間関係の問題が起きない訳ではないでしょう。
ただ、安定型の素晴らしいところは、問題との向き合い方と対処法。
「言葉に対する反応」を調べた実験によると、
「安定型の人は、ポジティブな言葉に対して素早く反応し、ネガティブな言葉に対する反応が遅い」
ということが分かりました。
これは、安定型の人が、「人間関係に対してネガティブな考えをもちずらい」という特徴を示しているのです。
ということは、こんな特徴にもつながるはず。
・トラブルになったとしても必要以上に防御的になったり相手を傷つけようとしない。
・批判されても深刻にとらえるすぎることなく柔軟に考えを変えて対応することができる。
・相手が自分のことを分かってくれると信じているため、素直な気持ちを伝えることができる。
・人間関係において駆け引きをしない。
・相手と気持ちを共有して深い関係になることを自然なことと捉えている。
このように、安定型にとって人間関係を深めていくことは自然な流れであり、自分に負荷をかけて頑張ることではないのでしょう。
ぜひとも、仲間にしておきたいところですが、ここで疑問となるのは「どうやって安定型を見分けるのか?」ということ。
安定型の特徴を意識しながら関わってみるしかないのですが、残りの2タイプである、不安定型と回避型の特徴を知っておくことで、より判断が明確になると思われます。
ということで、不安定型の特徴を見ていきましょう。
▼気持ちの変化に敏感な「不安定型」
そもそも、「なぜ不安定になるのか?」と問われたら、「相手の気持ちが分かりすぎるから」という結論に達します。
人間関係で不安定になりがちな不安定型の人の最大の特徴は、「感情の変化に敏感である」ことなのです。
その特徴は、こんな実験からも確かめられています。
参加者に「『怒り』から『無表情』へ変化する映像」を見てもらうと、
「不安定型の人は、感情の変化を他の2タイプの人よりも早く察知した」
という結果になったのです。
このように感情察知能力に優れた不安定型なのですが、「結論を急ぎ過ぎる」という残念な特徴も合わせもっていることも分かっています。
そして、この残念な癖が、人間関係にややこしさをもたらしている可能性があるのです。
不安定型の人は、もしかすると、相手の反応や言動の意味をよ~く考えずに判断を急いでしまうがため、「そんなつもりで言ったんじゃないのに…」みたいなことになるかもしれません。
そんな早とちりは、人間関係にとってはデメリット。
なぜなら、「相手の気持ちの変化に敏感」という特徴は、「相手の気持ちが自分に向いているという安心感を常に感じていたい」という脳のメカニズムが関係しているからなのです。
だからこそ、人間関係において「あれっ?」という違和感を感じた瞬間、脳内には警報が鳴り響き、「相手の気持ちをチェックせよ!」という指令が出され、次のような事態が引き起こされるかもしれません。
・人間関係の問題に囚われて他のことに集中できない。
・相手と連絡が取れるまで不安な気持ちが続く。
・この関係性が壊れてしまったら次はないと思ってしまう。
・言いたいことがあっても黙っておいた方が良いと思う。
安定型からしてみれば、「そんなこと…」と思われるような些細なことでも不安定型にとってみれば緊急事態宣言な訳で。
なんとしても、「相手も関係性の維持を望んでいる」という確証をゲットしたい衝動に駆られるのです。
さらに、この衝動がエスカレートすると、ちょっとひねくれた行動をとってしまうかもしれません。
そのひねくれ行動がこちら。
・相手の返答があるまで繰り返し連絡をする。
・そっけない態度をとったり、わざを距離をとったりする。
・相手を待たせたり、無視をしたりする。
・本心でないのに関係性を終わらせようとする。
ようするに、相手との関係性を維持したいがために、全く逆の行動をとってしまうという残念行動に至ってしまうのです。
このような残念行動からさよならしたいのであれば、「結論を急がない」という練習が効果的。
実際に実験で確認されたことでも、
「時間をかけてじっくり考えることで、相手の気持ちを適切に読み取ることができた」
という結果も出ていますからね。
▼自立を重視する「回避型」
最期に話題とする「回避型」は、文字通り、親密な人間関係を築くことから避けるような態度を取る特徴があります。
そんな姿を見ていると「人間関係を必要としていないのかしら?」とも思いますが、どうやら「回避しようとするのは身を守るための戦略ではないか」という見方もあるのです。
というもの、回避型を対象に行われた実験では、
「回避型の人が何らかの強いストレスを受けると、防御壁が壊れ、不安定型と同じような振る舞い方が見られる」
ということが確認されたのです。
回避型の人が自分で認識しているかどうかは別にして、やはり根本から「仲間なんていらない!」と決めている訳ではなさそうです。
そんな回避型の人が示す特徴がこちら。
・将来について、具体的に語りたがらない。
・話し方や服装、食べ方といったささいなことで関係性が崩れる。
・過去に執着している。
・好きな気持ちを具体的に表現しない。
・相手が話をしていてもうわの空で考え事をしている。
どうやらこのような行動は、「自分の自由を確保するため」に回避型の人が取る戦略らしい。
回避型の人は、やはり「自由」を重視しているのですね。
しかし、この戦略が、
・全てを一人で解決しようとする。
・気軽に助けを求められない。
・弱みを見せられない。
という、人間関係を築く際に必要不可欠となる「自己開示」が下手というデメリットとなるのです。
要するに、回避型の人は、「よりよい人間関係を築きたい」という欲求はあるものの、その気持ちを様々な方法で押さえつけているのかもしれません。
「他者に頼れない」というのが回避型の特徴ですから、その特徴を継続しながらも生き抜いてきた経験値が、「誰にも頼らずに生きていけるんだ!」という強固な自立心を磨きに磨きまくっている可能性もあります。
このように特徴をまとめると、なかなかとっつきにくい気もしますが、もちろん行動次第では、回避型の特徴を修正することもできるのです。
次回の記事では、その方法を話題としたいと思いますので、ぜひ、読んでみてくださいね。
その対処方法も適切で、相手の気持ちを敏感に察知することも得意という完璧さ。
さらに、安定型と関係を深めたい理由として、「安定型が不安定型や回避型のネガティブな特徴を
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