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小説を書けば小説に出会える

 創作を趣味にするのはとても楽しいことです。
 ネットで活動しやすくなった現在、発表の場もすぐに見つけられます。

 小説投稿サイトはたくさんありますし、noteに掲載される方もいますよね。
 小説以外でもイラストや漫画をネットに投稿している方がたくさんいることはご存じのことでしょう。
 他にも詩をネット上で発表される方がいたり、彫刻や工作した作品の写真がSNSで話題になったりもしています。

 そしてあなたが小説を書けば、あなたは小説に出会えます。

まさかこんな作品を書くことになるとはね

 小説と出会う。
 そう聞いたら「誰かが書いた素敵な小説と出会う」ことをまず想像しますね。

 もちろんそれも真実です。
 だけどそれだけじゃないんですよ。

 あなたは、あなたの新しい作品に出会えます。
 創作を始めた時には想像していなかったアイデアの作品。
 今のあなたの脳内には存在しない世界。
 それをいつか書くことになります。

 そんな新しい世界に出会うためには、ぜひ創作をしてみましょう。
 空想をするだけではなかなか新しい世界に出会えません。

 なぜなら空想は同じところをぐるぐる回りがちだからです。

 思い浮かべるのはいつも似たようなシーン。
 空想していた楽しいシーンばかりを繰り返してしまうものです。

 同じところをぐるぐる回る性質があるから、一つの世界、一つのシーンに閉じ込められてしまいます。

 一つのアイデアに囚われずに脱出するためには、創作で形を与えてあげるのが最適です。
 小説なり漫画なり形を与えてあげればそのアイデアはもう頭の中でぐるぐるしません。

 空想を消費してあげる。
 そうすれば新しい空想を招けます。

 小説を書けば、新しい小説を思い付く。
 そのような面白い循環が起こるようになるのです。
 ですから創作活動をするとあなたの想像する世界は無限に広がり始めます。

もちろん他の人の作品との出会いもあります

 もちろん他の人の小説とも出会えます。
 ネット上には無数の小説が投稿されています。
 あなたの好みにぴったり合致する作品が見つかることでしょう。

 と言っても、何万とある小説からやみくもにお気に入りを探したら途方もない作業です。
 効率よくスパッと出会いたいですよね。

 素敵な小説を探す上で役に立つのが、自分の投稿した小説の反響です。
 あなたの小説を気に入ってくれた人の中には、あなたの好みと合った作品を投稿している人がいます。

 小説投稿サイトやnoteなどの読者は、同時に投稿者でもあることが多いのです。
 投稿もするし、他の人の作品を読むこともする。
 そんな人があなたの読者になってくれます。

 そして大抵の人は、書く小説と好きな小説のジャンルが一致しています。
 嫌い、もしくは興味がないジャンルの小説をわざわざ書く人なんて稀に決まっていますよね。
 大抵の人は読者として好きなジャンルの物語で小説を書こうとするものです。

 あなたもきっと自身が好きなタイプの物語を書くことでしょう。

 読む時だって同じです。
 嫌いなジャンルや興味ないジャンルをわざわざ読みにいく人は少ないです。
 好きなジャンルの物語を読もうとします。

 好きなジャンルを読み、好きなジャンルで書く。

 だからあなたの小説が好きな人は、あなたが好きなタイプの物語を書いていることが期待できます。

 小説を投稿することが、自分と同じ趣味の作者を探すのに役立つのです。
 これは創作活動をする大きなメリットですよね。

創作活動は楽しい底なし沼

 創作活動に終わりはありません。
 確かにネタ切れという壁はあります。
 そこで挫折される方もいます。

 しかし創作をいつまでも続けることは可能です。
 楽しい底なし沼です。

 ネタ切れの対策方法は色々とあります。

 たとえばお題をランダムで出してくれるプログラムなんてのもありますね。「三題噺」と調べるとそういう類のものが出てきます。
 外部からお題を求めるという意味では、コンテストへの参加もオススメです。

 自然と頭にアイデアが浮かび上がってこなくても、アイデアを見つける手段というのはあるものです。
 そういうテクニックを見つけてしまったらもう底なし沼から逃れることはできません。
 テクニックを駆使して創作を続けているうちにまた自分の中で書きたいアイデアが生まれてくるようになってしまいます。

 小説を書けば小説に出会えます。
 ですからぜひとも一作、書いてみてください。
 その一作がいくつもの作品の種になり、あなたの脳内からたくさんの作品が生まれてきます。
 ぜひ一生創作を楽しんでください。