【鳥と恋の饗宴:春】鳥と恋の三句
ハンガーの色とりどりの鴉の巣
さえずりが鎖骨を伝うデート服
まだ硬くない青春の腕枕
春と恋の組み合わせが意外に難しいと気付きました。
春と恋の組み合わせは創作上ではよくあることです。
だからストレートど真ん中な組み合わせはいっぱいあるのですが、
そこから外れようとすると一気に選択肢が狭まります。
ってか選択肢が無いんじゃないかってくらい。
というわけで恋の二句に関しては季語はストレートにして、その扱いをがんばってひねってみました。
そして結果的に鴉の句が一番素直に詠んだ句になりました。そんなつもりはなかったけど。
句集おういえー。