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#137 来週の投資戦略 Dark side?(4/8~4/12)

激動の一週間でした。月曜からずっと下がり続け、木曜にリバウンドしたと思ったら、金曜にまさかの一撃。
四月になり年度が替わったので、国内の機関投資家が益出しをしておくために売ったと報じられました。実際、四月の1週目というのは、近年大きめのマイナスが続いているのだそうです。

でもどうでしょうね。機関投資家の益出しはたしかにあるのでしょうが、理由付けにあまり意味がない局面になってきたように感じます。金曜の米国雇用統計もそう。わたしは目先の株式の動きに理由を付けて考えるのをやめようと思います

節目はすでに変わっている。あれだけ世界各国で歴史的な金融緩和をしたのだから、バブルとバブル崩壊は決定した未来と言えそう。
世界大恐慌の本を読んでいるので特にそう感じるのかもしれませんが、「今回だけは違う」はないのではないでしょうか。

ただ、見逃せないのが、(歴史的に見ても)バブル崩壊までが意外と長いということ。バブル崩壊を食らいわけではないですが、まったく食らわないということは、バブルのチャンスも逃すということ。
ものすごく難しいですが、どちらに動いてもそれなりに対応していくしかありません。

話を戻して、今週のTOPIXの下落ですが、チャートを見ると「そりゃ、調整がありますよ」と言うしかない状態。一回踊り場があるべき場所で踊らず、もう一段上の階層に行ってしまったような形をしている。

そう考えると10%以上調整してもおかしくないですね。と、今だから冷静になれますが、今週は、前回の宣言どおり「信用買い(※証券会社から借金をして株を買うこと)」も使っていこうと待ち構えていたもんだから、これまでほとんど信用買いをしたことのない人間が、普段ならひと月かけて使うような金額を突っ込んでしまった。

さすがに自分はとても間違ったことをしているのではないかと焦った。週末に整理してみると、信用買いの含み損はマイナス0.5%程度なので、損益だけを見れば無傷に等しい。金額も運用額の3%程度。パフォーマンスを上げるには、他人資本も使っていかなければならないという考えは今も変わらないので、5%くらいまでOK。

気を取り直して、来週はどうしようという話ですが、今まで以上に資金管理をしっかりしたいと思う。キャッシュ比率12%を目指す。信用買いは個別でチャンスがあれば5%まで許容(これで一定のキャッシュを確保しながら、運用額をやや拡大できる)。

バブル対策も打っていかなければならないので、読めないものは買わない。インデックスがどう動くかわからないので、インデックス投資は控える。その代わり、バリュー度を計算することのできる個別株をメインに選別投資する。

インデックス投資をやめて、個別株でいくなんて通常はリスキーな気がしますが、自分にとっては、これが最善の策のように思います。わたしの投資はバリュー✕テクニカルですが、よりバリューを重視することによって守備的な陣形をとります。
バリュースコアが高く、財務も健全な銘柄がいい。自動車部品のニッタン(6493)とかメタルアート(5644)とか。あとは、戦争の雲行きが怪しければ海運もあり。第一次世界大戦では、最終的に船賃が28倍になったとか。

月曜はリバるかもしれないけど、この先どうなるか本当にわからない。
来週も無理せずいきましょう。

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