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11月11日

 今日は11月11日、ポッキーandプリッツの日かー。昨日とんがりコーンじゃなくてポッキーかプリッツ買えばよかったなあ。
 ちなみにポッキーはツブツブイチゴ、プリッツはサラダ味が好きです。♪

 ところで今日11月11日はベースの日でもある。数字の1が四つ並んでいるのがベースの4弦に似ているからだそうだ。
 ベースといえば、20代前半の頃ベースに憧れていた時期があった。
 きっかけはアニメ『けいおん!』にはまったことだ。その当時はリアルタイムではなかったが、行きつけの美容院のおばちゃんに勧められてDVDを借りてみたところドはまりしたのだ。
 中でも特に秋山美緒が好きだった。彼女のキャラには自分と重なる物を感じたからだ。
 そんな彼女の担当パートがベースだったので、自分もベースをやってみたいと思うようになった。それと同時に寮の仲間とバンドを組んでいた学生の時以来のバンドやりたい熱が再発したのだった。

 駅前の楽器屋でベースの購入を考えたところまではいったのだが、その情熱は意外と早く冷めた。
 理由はいくつかある。

 まずベースという楽器はピアノやギターのように、楽器その物を買っただけでは音が出ないことだ。アンプを手に入れてこそあのようなかっこ良い音が出るのだ。
 もちろんピンからキリまであると思うが、ベースを買うだけでも相当なお金がかかるというのに、それに加えてアンプまで買うとなったら、私が手にできるお金だけでは難しいだろうと思ったのだ。

 二つ目の理由は、その当時点字の触読校正の仕事をしていたので、ベースを弾いていて指先が堅くなると、指先を使う点字を読む仕事に支障が出るかもしれないのは困ると思ったからだ。まあ結局その仕事もそれから2年ぐらいでやめてしまったのだが。

 そして三つ目の理由は、ベースは特にミスができないことだ。
 楽曲を作る上で、ベースは1番重要なパートである。ベースを弾く私がちょっとでもミスったら、その曲が崩れてしまうかもしれない。そんな重要な責任自分には負えないと思ったのだ。

 というわけで、秋山美緒のようなベーシストになる夢はあっさりと挫折してしまった。それでもいつかまた誰かとバンドを組んで、自分の書いた詩にメロディーを付けた曲を歌いたい、あるいは誰かに歌ってもらいたいという夢は、今でも心の中で密に燃え続けている。

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