選挙で供託金没収ラインをクリアできないことを想定して極力低予算で立候補するシミュレーション

共同親権制度の周知活動として選挙への立候補をすると仮定して、さらに供託金没収ラインをクリアできないリスクを考えて最低限の予算で活動するシミュレーションをしてみます。

供託金 市議会議員選挙(区議会議員選挙) 30万円
    東京都議会議員選挙 60万円

活動はメインはポスター掲示場へポスターを貼ることによる周知活動とします。

街宣車は使わない、選挙活動はポスターを掲示場に貼るだけとします。
候補者が街頭に立ち、演説もしないとします。(立候補者は当事者の家族や友人などで一般人なので演説などできないとします。立候補には居住要件があり、3ヶ月以上立候補する市や区に居住している必要があります。)
選挙事務所は、立候補者の自宅を登録はしますが、実際に一般的な選挙事務所のように支援者などが集まるなどをしないとします。

プリントアースで選挙用ポスター印刷を調べてみると

サイズ
選挙用300mm☓420mm

片面カラー
用紙ユポタック100(裏に糊がついているシールタイプ)

納期が長いほうが安いです。8営業日納期の場合
一部の部数を掲載しています。詳しくはプリントアースのホームページ参照

100部 62470円
200部 67340円
300部 72310円
400部 77190円
600部 87030円
1000部 106720円

ポスターを貼る行為は、ボランティアを募集して、無償で貼ってもらうとします。
公費負担でのポスター代は、大田区だと1枚単価約1000円で、約600枚なので60万円くらいが公費でまかなえます。しかし、供託金没収ラインを超えられない想定ならプリントアースなどで一番安く済ませれば9万円くらいで600枚を印刷できます。

ポスターは、候補者の名前を入れる必要はありません。(東京都知事選挙でホリエモン新党のポスターに候補者名はありませんでした)
供託金没収ラインを超えたいのであれば、候補者名のみは入れましょう。

顔写真も当選を目的としていないので入れる必要はありません。もちろん入れてもOKです。本気の当選を目指す候補なら写真館とかプロのカメラマンにたくさんの写真を撮影してもらってそのなかからベストの1枚を選びますが、当選を狙っていないので簡単にスマホで自分や家族で撮影した写真でいいでしょう。
ですのでポスターデザインも候補者の写真撮影も必要ないので撮影代もいりません。
ただし、選挙公報に載せるための写真は必要です。モノクロ印刷の写真を1枚は用意する必要があります。

・共同親権制度導入を求めます!
・子どもの権利条約9条を遵守を求めます!
・児童虐待反対!

などを入れて、できるだけ供託金没収ラインを超えるように
・全世帯へ3万円の給付
・出産一時金5万円増額
などや地域にあった個別の政策を書きます。

たとえば、〇〇駅前再開発計画反対(または賛成)!だとか〇○橋架替計画反対(賛成)!、羽田新ルート〇〇上空飛行反対!など。地域での住民運動を参考に票を入れてもらえそうな政策を書きましょう。

これを実行した場合は、供託金募集ラインを超えられない(供託金は没収される)として、必要なお金は、供託金の30万円(または60万円)とポスター掲示場の数に応じたポスター印刷代のみです。

30万+ポスター代または60万+ポスター代を掛けて、地域のポスター掲示場へポスターを貼れることがそのほかの活動をすることと比較してコスパがいいかどうかということになります。

大田区だと
都議会議員選挙は定数7(前回8でしたが、令和3年より7に減ります)なので、供託金没収ラインは1.429%(100÷7÷10)

大田区議会議員選挙は定数50なので、供託金没収ラインは0.2%(100÷50÷10)

となります。1.4%の得票を得るのは相当厳しいですが、区議会議員の0.2%を超えることは相当ハードルが低くなります。


供託金没収ラインの計算は、定数で決まります。
定数10人なら1%(1000人に10人)
定数20人なら0.5%(1000人に5人)
定数30人なら0.33%(1000人に3.3人)
定数40人なら0.25%(1000人に2.5人)
定数50人なら0.2%(1000人に2人)

定数が大きな選挙であれば、ポスターに書く選挙公約次第で上記の供託ラインを超えることはかなりの確率でできるのではないかと思います。
定数30人くらいの1000人の投票につき3.3人が投票してくれればいいというのはハードルが低いと感じるのではないでしょうか?


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