多層世界におけるズネーモンとそこから拡げる妄想
ドラマ版六文戦士ウェイダー最終回で、妖怪一族ゴッタクのズネーモンはウェイダーと共闘して、そのダメージで命を落としてしまう。しかしそのお陰でウェイダーはメタ=メタ・ゴッタクに勝つことが出来る。
その後、現実の世界で別バースから来たというオネエ言葉のズネーモンが現れる。また、ドラマ版のズネーモン以前にも別バースの存在と思われる別種のズネーモンが存在した。このように、六文戦士ウェイダーはマルチバース(多層世界)をとっており別の存在としてのキャラクターが無数にいる可能性がある。考えてみれば主人公、六文戦士ウェイダーもドラマ版とショー版(現実の世界)では別の存在に思える。
話をズネーモンに戻して多層世界を妄想してみる。
多層世界には多様なズネーモンがおり、それぞれ別の運命を辿っているとする。だが、最終局面で
①メタ=メタ・ゴッタクに反旗を翻して
②人類を勝利に導くこと
まで到達できたのはドラマ版の「あのズネーモン」だけだったのではないだろうか。他の無数のズネーモンたちは人類の敵のまま、あるいは戦いに負けて人類の敗北エンドを迎えているのではないだろうか。
では「あのズネーモン」はなぜ人類を、六文戦士ウェイダーを勝利まで導けたのか。何が他のズネーモンと違ったのか。
それはあの少年に出会ったからじゃないだろうか。
公園で、母親を守るために立ちふさがったあの少年に相対した時、ズネーモンの運命は大きく変わったことが考えられる。自分たちの生まれたこの「ベト」を命に代えて守ろうとするマインドは、あの少年の瞳から受け取っている。それこそが他の世界のズネーモンとの決定的な違いとなったのではないか。であるならば、かの少年は多層世界で唯一無二の特異点だったのではないだろうか。
かの少年が成長し、機動甲冑装着者となることを想像してみる。真上武丸はおらず、勇士たちの心と知恵を納めた「真田石」もいずこかに失われている。しかし真田石に納められたはずのズネーモンの心は何故か八角三重剣に宿り、若き六文戦士ウェイダーを導いていく。真田石はどこに、そしてかつて上田城に配備されていた「心技体」3つの機動甲冑とは。少年に呼応するように舌喰池から現れる黒い機動甲冑「ダークウェイダー」・・。
ドラマ版六文戦士ウェイダー
https://youtube.com/playlist?list=PL4FE13Pe5hFpoeeLOrjFFyZDqROymen0o&si=4rY5boSQgHgu3p-F
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