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Cheminformatics Python Microservice (CPM): unifying access to open cheminformatics toolkits

1. 本研究の学術的背景,研究課題の核心をなす学術的「問い」は何ですか?
- 化学情報学のプログラム・ツールキットが進歩した背景と、それらを採用することが持つ課題に加え、それを解決するためにCPMの開発がなされた。

2. 本研究の目的及び学術的独自性と創造性は何ですか?
- RDKit、Chemistry Development Kit、Open Babelなど、化学情報学の複数のプログラム・ツールキットの機能を統合し、統一的なインタフェースを提供することで、既存のワークフローとアプリケーションに簡単かつスムーズに統合できるCheminfomatics Python Microservice(CPM)を開発し、重要な貢献をした。

3. 研究の着想に至った経緯や,関連する国内外の研究動向と本研究の位置づけは何ですか?
- 複数のプログラム・ツールキットを統合し、化学情報学のインタフェースを統一するというアイデアは、これまでにも提案されていた。しかし、CPMは従来の方法と異なり、FastAPI上にコンテナ化されており、より利用者に優しい経験を提供する。また、既存の研究動向にCPMがどのような位置づけにあるかは示されていない。

4. 本研究で何をどのように,どこまで明らかにした?
- CPMで、RDKit、CDK、Open Babelなど複数のプログラム・ツールキットの機能を統合したこと、また、より高度な機能も提供していることが明らかになった。CPMは、既存のワークフローとアプリケーションに簡単かつスムーズに統合できるため、開発者が機能を拡張することも簡単になっている。

5. 本研究の有効性はどのように検証した?
- 本研究では、FastAPIとDockerに基づいてCPMを構築し、公開APIとして利用できるようにした。また、GitHub上でCPMのソースコードと、網羅的なドキュメンテーション、バージョン管理、継続的な統合・デプロイワークフローが提供されている。以上の手法により、CPMの効果的な使用が可能となる。

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