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PØRTAL-電子版-

【PØRTAL DIGITAL】インディミュージック・ZINE『PØRTAL』のコンテンツをウェブ用に編集した電子版。インタビュー、コラムなどいつでもパソコン、スマホ、タブレット…
電子版では過去のアーカイブとインタビューなど一部のコンテンツ。限定のポッドキャストなどを視聴可能で…
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#リリース

Russian Indie Guide Vol.5 -ロシアのポストパンクとカセットテープ-

来年発売のZINE PØRTAL ISSUE Ten より「Russian Indie Guide Vol.5」を先行公開。 ロシアのポストパンクのフィジカル音源を探していると、カセットテープでのリリースを非常に多く目にする。今回はロシアのインディーシーン…特にポストパンクシーンにとって重要な存在であるカセットテープレーベルについて紹介したいと思う。 その前に、まずはカセットテープが登場した70年代後半~80年代のロシア(当時はソビエト連邦)の音楽シーンについても触れ

【INTERVIEW】Buzz Kull―パフォーマンスをしているときは、まるで自動操縦しているような感じだね。感じることも考えることもなく、ただ、ステージ上で一人の人間ができる限りの力を発揮しようとしているよ。

PØRTAL ARCHIVES ■G is for Gemini(2023) Buzz Kullはダークウェーブ界のプリンスMarc Dwyerによるプロジェクト。ファースト・アルバム『Chroma』(2017年:Burning Rose)、続くセカンド・アルバム『New Kind Of Cross』(2018年:Burning Rose / Avant! Records / Funeral Party)をリリースして以来、アンダーグラウンド・シーンで信頼を得た。そんなBu

【INTERVIEW】Pearly Drops―このアルバムの曲には、解決できない不安感が漂っているように感じたから、その表現の一部という事だね。一方で居心地の良い温もりや優しさもあった。

PØRTAL ARCHIVES ■G is for Gemini(2023) Pearly Dropsはフィンランドのヘルシンキを拠点とするサンドラ・テルボネンとユウソ・マリンによるシンセポップ・デュオ。 元はFemme En Fourrureと言う別ユニットで活動していたが、2020年にPearly Dropsとしてデビューアルバム『Call For Help』をリリース。鮮やかなエレクトロニクスとダイナミックなビートで紡ぐポップトラックとグライムスを思わせるボーカルも相

The Underground Scene Ahead 2023-2022年のDark Wave/Cold Waveの振り返りと2023年の展望-

アンダーグラウンドな存在でありながら確実に新たなリスナーを増やし続けているDark Wave/Cold Waveシーン。2022年も多くの名作や注目を集めるアーティストが出現したが、この記事ではシーンを代表的する名盤や、筆者が個人的に注目したアーティスト等から2022年のDark Wave/Cold Waveシーンを振り返っていきたいと思う。 なお、この記事には筆者が同様のテーマで選曲したプレイリストも付属しており、紹介したアーティストはもちろん、記事内には収まり切れなかっ

【INTERVIEW】Gibby Miller―僕はDaisのアーティストや友人達を含めて、今まさに芸術を創造している人々から常に刺激を受けているんだ。

PØRTAL ARCHIVES ■ISSUE FOUR(2020) Gibby Millerはロサンゼルスを拠点に活動するプロダクトデザイナー/アーティストである。 彼は2007年から友人であるRyan Martinと共にDais Recordsの共同創設者となった。現在ではXeno & Oaklander、Drab Majesty、Riki、Choir Boyなどのアーティストを擁するUSゴシック、ダークウェイブ、ポストパンク・シーンの重要レーベルであるDais Reco