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PØRTAL-電子版-

【PØRTAL DIGITAL】インディミュージック・ZINE『PØRTAL』のコンテンツをウェブ用に編集した電子版。インタビュー、コラムなどいつでもパソコン、スマホ、タブレット…
電子版では過去のアーカイブとインタビューなど一部のコンテンツ。限定のポッドキャストなどを視聴可能で…
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#インタビュー記事

【INTERVIEW】Mirror Figure―「Initial Thought」を完成させた時、自分達の在りたい姿の暗号を解いたような気がしたのを覚えているよ。

PØRTAL ARCHIVES ■G is for Gemini(2023) Ray Libby と Kaycie Satterfieldからなるロサンゼルスのインディーロック・デュオ。2022年にデビューシングル「Initial Thought」でデビュー。今年3月に2ndシングル「Leap of Faith」をリリースしたばかりのニューフェイスである。リリースは僅か2曲ながらドリーミーかつ疾走感のある印象深いサウンドでインディファンの心を鷲掴みにするMirror Fig

【INTERVIEW】May Rio―ソロアーティストとして、シンガーとして、一人の人間として。このアルバムにもっと肉付けをしたかったの。

PØRTAL ARCHIVES ■G is for Gemini(2023) May Rio(メイ・リオ)はニューヨークを拠点に活動するソロ・インディー・アーティスト。ビジュアル・アートのバックグラウンドを持ち、Poppiesのメンバーとして活動していた経歴を持つ。 長期的な活動を見据えて常に新鮮さを保ち、ある種の自発性を保つことを大切にしていると彼女は言う。2021年にデビューアルバム『Easy Bammer』をリリース。今年3月1日にはJoe LaPorta待望のニュー

【INTERVIEW】Buzz Kull―パフォーマンスをしているときは、まるで自動操縦しているような感じだね。感じることも考えることもなく、ただ、ステージ上で一人の人間ができる限りの力を発揮しようとしているよ。

PØRTAL ARCHIVES ■G is for Gemini(2023) Buzz Kullはダークウェーブ界のプリンスMarc Dwyerによるプロジェクト。ファースト・アルバム『Chroma』(2017年:Burning Rose)、続くセカンド・アルバム『New Kind Of Cross』(2018年:Burning Rose / Avant! Records / Funeral Party)をリリースして以来、アンダーグラウンド・シーンで信頼を得た。そんなBu

【INTERVIEW】Queen Kwong―正直なところ、音楽を演奏することは、"楽しむ"ためというよりも、私にとってセラピー的な意味合いが強いと思うの。

PØRTAL ARCHIVES ■ISSUE SEVEN(2022) Queen Kwongは17歳でナイン・インチ・ネイルズのトレント・レズナーに見出されたCarre Kwong Callaway率いるインディーロック・バンド/プロジェクト。彼女がまだソロのSSWだった2005年にWith Teethツアーではナイン・インチ・ネイルズのオープニング・アクトに抜擢され、トレント・レズナーの助言によりLAへ移住し、Queen Kwongが結成される。2009年にはWave G

【INTERVIEW】Emanuela―私は困難な状況や環境で育ち、純粋な心を持つ機会がほとんどなかったように思う。あの最悪の場所であんなに純粋でいられるなんて、私はある種の天使に違いない。

PØRTAL ARCHIVES ■ISSUE SEVEN(2022) ジャンルと言う既成概念を超えて、ポップカルチャーを取り込みつつ、LGBTQIAにも目を向け、さらにSpotify、TikTokといった新しい発信にも順応してネットワークを広げるZ世代のミュージック・シーン。 Emanuelaはそんなポスト・ジャンル時代に才能を開花させた気鋭のアーティストである。そのグリッチなエレクトロニック・サウンドは非常に完成度が高く、34423、Utaeら日本国内のアーティストともコ

【INTERVIEW】Yndling―Beach HouseとMazzy Starは、私が初めてドリーム・ポップに出会ったバンド。彼女達は私のスタイルを確立する上でとても重要な存在で、正直なところ、その音楽なしでは今の私はないと思います。

PØRTAL ARCHIVES ■ISSUE SEVEN(2022) Yndlingはノルウェーのアーティスト、Silje Espevikによるドリームポップ・プロジェクト。 囁くようなベースラインに揺らめくシンセのフロウを重ねる作風はまるで曲全体で歌っているかのような不思議な一体感を感じさせる。2021年からいくつかのシングルをリリースし、22年はじめに待望のデビューEP『Yndling』を発表。さらに5月、これに2曲を追加した『Yndling』(Deluxe)をリリース

【INTERVIEW】Sophia Bel―何年もの間、不安で不器用な10代の自分を拒絶し、解離させようとしてきました。でも、自分自身と自分の過去を愛し、受け入れることを学んだの。

PØRTAL ARCHIVES ■ISSUE SEVEN(2022) モントリオール出身のシンガーソングライターSophia Belは、2022年4月に待望のアルバム『Anxious Avoidant』をリリースした。今作ではシングル 「2AM (And I Did It Again) 」や「All Fucking Weekend」をはじめ、90年代グランジ、00年代ポップパンクに対するリスペクトを隠す事無くストレートに表現しており、アルバムそのものが音楽と真摯に向き合う彼

【INTERVIEW】The Underground Youth―特にマーク・E・スミスのことはずっとリスペクトしてて影響を受けてるアーティストの1人なんだ。

PØRTAL ARCHIVES ■ISSUE TWO(2019) 漆黒のサイケデリック・ロックバンドThe Underground Youthは2008年にCraig Dyerのクリエイティブ・プロジェクトとしてスタートした。シネマティックなローファイ・サイケデリアから、ロマンチックかつメランコリックなノイジー・ポストパンクまでユニークなサウンドと、一環した美学で長年活動を続けている。2012年にFuzz Club Recordsと契約した彼らはCraig(ボーカル/ギター

【INTERVIEW】Gibby Miller―僕はDaisのアーティストや友人達を含めて、今まさに芸術を創造している人々から常に刺激を受けているんだ。

PØRTAL ARCHIVES ■ISSUE FOUR(2020) Gibby Millerはロサンゼルスを拠点に活動するプロダクトデザイナー/アーティストである。 彼は2007年から友人であるRyan Martinと共にDais Recordsの共同創設者となった。現在ではXeno & Oaklander、Drab Majesty、Riki、Choir Boyなどのアーティストを擁するUSゴシック、ダークウェイブ、ポストパンク・シーンの重要レーベルであるDais Reco

【INTERVIEW】Teen Body―『Dreamo』では、レコードをプロデュースすることに抵抗がない時期だったから、自分達なりのプロダクションのテイストをもっと注入することが出来たんだ。

PØRTAL ARCHIVES ■ISSUE TWO(2019) ドリームポップ、シューゲイズはリバイバルと言う過渡期を終え、既に次世代の真っ只中にある。音楽史から様々なエッセンスを吸収して表現も多様化したハイブリット種が多数誕生し、シーンは混沌とした状態を楽しんでいる。 ブルックリンを拠点に活動するTeen Bodyもそんな時代に現れるべくして現れたバンドである。美しいメロディとリバーブで表現される空間表現の美学と、ローファイ、ギターポップ然とした雰囲気が印象的なアルバム

【INTERVIEW】Bat Nouveau―僕は世界中の様々な種類の音楽を聴くことを試してる。それは個人的な表現の普遍性と自信につながる為のものだからね。

PØRTAL ARCHIVES ■ISSUE TWO(2019) Bat Nouveauは、オーストラリア、ブリスベン拠点のAlex PalmerとTodd Manionによるポスト・パンク/ゴシックロック・バンド。結成から現在までの活動、 そしてアルバム 『Metamorphoses』 について、「PØRTAL-Metamorphoses feat. Bat Nouveau」(※1) 出演のため来日中の Todd Manion にインタビューを行った。 (※1) こちら

【INTERVIEW】Outward ―"The Crow"って映画でNINの存在を知ったんだけど、家族全員に自分自身を見つめ直すように頼まれたくらいハマっちゃったんだ。このサウンドトラックには凄い影響されたよ。

PØRTAL ARCHIVES ISSUE ONE (2019) ケンタッキー州を拠点に活動するOutward (アウトワード)と言うアーティストをご存じだろうか? 音楽の多様化と共にかつてのジャンル分けは意味を成さなくなってから久しい昨今ではあるが、ドリームボップ、シューゲイズ、シンセポップからインダストリアル・ロック、ヘヴィーなサウンドまで幅広い楽曲が1枚のアルバムに収録される事はそうそう無いだろう。 そんな芸当をやってのけるOutward ことCorey Philpo

【INTERVIEW】The Stargazer Lilies―このバンドではより音をシンプルにしようと考えていて、つまり、書いた曲の生の感情を引き出したかっただけなんだ。

PØRTAL ARCHIVES ■ISSUE FIVE(2021) 2006年から通算3枚のアルバムをリリースし、00年代以降のシューゲイズ・シーンの多様化に多大な影響を与えたSoundpool(サウンドプール)のメンバーKim FieldとJohn Cepによって結成され、2013年にGraveface Recordsよりデビューアルバム『We Are The Dreamers』をリリース。2019年には通算4枚目のLP『Occabot』をリリースし、イギリスのカルチャー

【INTERVIEW】Penny Diving―私は現在、フェミニストとジェンダー研究を学んでいるので、社会学と抑圧について学ぶことが大きな関心事になっているわ。

PØRTAL ARCHIVES ISSUE FIVE(2021) 多文化主義として知られるカナダ。同国でも特にカルチャーを牽引するのがPenny Divingが拠点としているケベック州モントリオールである。 住民の7割弱が第一言語をフランス語としており、フランス文化と北米文化と混合しながら発展した文化の歴史を持つ。ミュージック・シーンにおいても話題には事欠くは無く、Arcade Fire(アーケイド・ファイア)やGrimes(グライムス)、Blue Hawaii(ブルー・ハ