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PØRTAL-電子版-

【PØRTAL DIGITAL】インディミュージック・ZINE『PØRTAL』のコンテンツをウェブ用に編集した電子版。インタビュー、コラムなどいつでもパソコン、スマホ、タブレット…
電子版では過去のアーカイブとインタビューなど一部のコンテンツ。限定のポッドキャストなどを視聴可能で…
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#バンド

【INTERVIEW】Virgins―天国というと、絶対的な涅槃、至福、完璧を想像するけど、実際に天国に行くには死ななければならないんだ。

PØRTAL ARCHIVES ■ISSUE EIGHT(2022) Virginsはベルファストを拠点とする注目すべき新人シューゲイザー・バンドで10月14日にデビューEP『Transmit A Little Heaven』をリリースしたばかり。90年代のクラシック・シューゲイザーの雰囲気のみならず、2000年代のリバイバルを経由して現代的にアップデートされたサウンドが心地良い。久々に轟音ノイズ&ウィスパー系シューゲイザーの有望株の出現に歓喜するファンも多いだろう。まだ彼

【INTERVIEW】Pol―僕たちは常に音楽を愛しているわけで、兄弟であると同時に、ニューウェーブ・ミュージックやカルチャーで深く結びついてるんだ。

PØRTAL ARCHIVES ■ISSUE EIGHT(2022) オランダの兄弟ルーベンとマタイスによるニューウェーブ・デュオ、Pol。まだ日本で彼らに注目しているリスナーは少ないだろうが「comme ça’ (april 8th)」「Boys are」を聴けば、あなたはすぐに彼らのソーシャルアカウントをフォローするだろう。Saint Laurent、Gucci、Fendi、Valentino、Diorなどのモデルとしても活躍する一方で、70年代後半~80年代に起こった

【INTERVIEW】Leatherette―『Fiesta』は僕らが長年に渡って音楽的に達成してきた事のアーカイブのようなもので、まさにカラフルで、ムーディーで、予測不可能なアルバムだね。

PØRTAL ARCHIVES ■ISSUE EIGHT(2022) ”時々ステージから降りて人を殴るようなシャイな5人組”による、ひねくれポストパンク・バンド Leatherette が遂にデビューアルバムをリリースする。先行シングル「So Long」はShameやSquidなどとも比較されるキャッチーでモダンなポストパンク曲で、間口の広い印象があったが。しかし、続くシングル「Sunbathing」はLeatheretteが如何にユニークで、本物の"ポストパンク"であるを

【INTERVIEW】High Vis―『Blending』は、よりオープンなアルバムになった。俺たちは間違いなく人として大きく成長し、「No Sense No Feeling」で顕著だった多くの破壊的なネガティブパターンから自分たちを遠ざけるようにしたんだ。

PØRTAL ARCHIVES ■ISSUE EIGHT(2022) High Vis(ハイ・ヴィス)は階級政治から日常生活の課題まで、それぞれテーマに沿った率直なリリックと、ハードコアパンク畑出身と言う経歴を活かしたアグレッシブなサウンド、そしてライブパフォーマンスによって熱心なファンを獲得しているロンドン発の新星ポストパンク・バンド。また、Gang of FourやCrisis、Joy Division、Stone Rosesなどからもインスピレーションを得ており、既成

【INTERVIEW】Gibby Miller―僕はDaisのアーティストや友人達を含めて、今まさに芸術を創造している人々から常に刺激を受けているんだ。

PØRTAL ARCHIVES ■ISSUE FOUR(2020) Gibby Millerはロサンゼルスを拠点に活動するプロダクトデザイナー/アーティストである。 彼は2007年から友人であるRyan Martinと共にDais Recordsの共同創設者となった。現在ではXeno & Oaklander、Drab Majesty、Riki、Choir Boyなどのアーティストを擁するUSゴシック、ダークウェイブ、ポストパンク・シーンの重要レーベルであるDais Reco

【INTERVIEW】Teen Body―『Dreamo』では、レコードをプロデュースすることに抵抗がない時期だったから、自分達なりのプロダクションのテイストをもっと注入することが出来たんだ。

PØRTAL ARCHIVES ■ISSUE TWO(2019) ドリームポップ、シューゲイズはリバイバルと言う過渡期を終え、既に次世代の真っ只中にある。音楽史から様々なエッセンスを吸収して表現も多様化したハイブリット種が多数誕生し、シーンは混沌とした状態を楽しんでいる。 ブルックリンを拠点に活動するTeen Bodyもそんな時代に現れるべくして現れたバンドである。美しいメロディとリバーブで表現される空間表現の美学と、ローファイ、ギターポップ然とした雰囲気が印象的なアルバム

【INTERVIEW】Choir Boy―『Gathering Swans』という言葉は、天使が死んだ惑星に送られ、新しい世界のために白鳥を収集する、ディストピアのノアの箱船のストーリーを引用しているんだ。

PØRTAL ARCHIVES ■ISSUE FIVE(2021) 新型コロナウイルス感染症(COVID-19)の真っ只中にリリースされたにも関わらず、シーンに大きな反響を呼んだ2ndアルバム『Gathering Swans』は間違いなく後世に残る名作である。楽曲は前作『Passive With Desire』よりドリーム・ポップ色が増しはしたが、これは方向転換などではなく個性をより明確に表現可能になったバンドの進化だ。まさにノーガードで打ち合うかの如くグイグイ攻めてくる個

【INTERVIEW】Penny Diving―私は現在、フェミニストとジェンダー研究を学んでいるので、社会学と抑圧について学ぶことが大きな関心事になっているわ。

PØRTAL ARCHIVES ISSUE FIVE(2021) 多文化主義として知られるカナダ。同国でも特にカルチャーを牽引するのがPenny Divingが拠点としているケベック州モントリオールである。 住民の7割弱が第一言語をフランス語としており、フランス文化と北米文化と混合しながら発展した文化の歴史を持つ。ミュージック・シーンにおいても話題には事欠くは無く、Arcade Fire(アーケイド・ファイア)やGrimes(グライムス)、Blue Hawaii(ブルー・ハ

【INTERVIEW】Blushing―パンデミックが始まってよりオープンマインドを心がけるようになったわ。バンドとしての距離が縮まって、音楽業界のような妥協の多いrollercoaster(急激な変化)にも対応できるようになった。

PØRTAL ARCHIVES ISSUE SIX(2022)収録 今では米シューゲイズ・シーンを牽引する存在となったオースティンのBlushingが待望のニューアルバム『Possessions』をリリースする。 元Lushのミキ・ベレーニが「Blame」に参加、「The Fires」ではRideのマーク・ガードナーがミックスとマスタリングを手掛けている。本物のインディミュージック・ファンであれば、その意味と重要性は容易に理解出来るだろう。表情の違う3曲をシングルに選んだ真

【INTERVIEW】Linda Guilala―私たちのサウンドに関するの基本的な考え方は、できるだけ「私たち自身の音」にすることかな。

PØRTAL ARCHIVES ISSUE THREE(2019)収録 LINDA GUILALAはEva&Icvan(ex.Juniper Moon)とMariからなる3ピースバンド。ベースレスと言う変則編成を活かし、カラフルなシンセとノイジーなギターで個性的なシューゲイズサウンドを構築。曲はシンプルでポップに仕上げられており、その絶妙なバランスは全てのリスナーをハッピーにする。Elefant Recordsをはじめ英Sonic Cathedralからもシングルをリリース

【INTERVIEW】Lonesome Dove―私自身、そしてバンドメンバーも皆、幅広い音楽的背景を持っていて、本当にそこに制限はないと思ってる。

PØRTAL ARCHIVES ISSUE SIX(2022)収録 オーストラリアのインディロック・バンドLonesome DoveはシンガーソングライターNici Wardを中心に2021年にパースで結成されたバンド。Best CoastやThe Pixies、The Breedersをヒーローと語るLonesome Doveの音楽はシンプルでパワーに溢れている。2021年にEP『AWWWW』をリリースしたリードギター/ボーカルのNiciにインタヴューを行った。