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【FEDECA】BAR CLAMP DRIPPER STANDについてただ語る

 コーヒーを淹れる時間というのは、心穏やかになれたりその一杯を淹れることに集中し、ある種の瞑想のような感覚に至れると、私自身は感じています。

 皆さんはいかがでしょうか?

 特に夜の静かな時間にコーヒーを淹れるという行為自体が、私にとって何物にも代え難い至福の時間と言えるでしょう。

コーヒーを淹れるスタイルは個々様々、時折々。

 普段のドリップコーヒーのスタイルは計りの上にサーバーを乗せ直接ドリッパーをその上において抽出するというスタイルで行なっています。その方が時間、注ぐお湯の量を見ることができ、毎回安定したコーヒーを淹れることができるからです。コーヒーがお好きな方はこの方法を取られている方も多いのではないでしょうか?いい豆を使って自分好みの美味しいコーヒーを淹れる楽しみも、もちろん大切にしたいものです。

 ですがたまには計りを使用せず、ただただコーヒーを無心で淹れたい時も私にはあるのです。あえて数字というものを除外することで、本来の目の前のコーヒーと真摯に向き合い、対話をするような気持ちで淹れる時間も私は大切にしたいと思っています。

 その時の気分や体の調子など色々な要素でその時に淹れたいコーヒーのスタイルも変わってきますが、これから無心でコーヒーを淹れたい時に欠かせないアイテムの一つ、コーヒースタンドについてお話をしていきたいと思います。

【FEDECA】BAR CLAMP DRIPPER STANDについて

 だいぶと前置きが長くなってしまい、申し訳ありませんがもう少しだけお付き合いいただけたらと思います。
 まずは FEDECAさんの簡単なご紹介をさせていただければと思います。FEDECAさんは兵庫県の三木市にある会社で、設立は1960年という老舗さんになります。元々は刃物の製造を得意とされている会社になります。そんなFEDECAさんが現代のライフスタイルにマッチした私たちと刃物をより身近に近づけてくれる製品を多数発売されています。詳しくはHPをぜひ覗いてみてください。

 その中から私個人が好きなものが詰め込まれているこのコーヒースタンドを紹介いたします。

 こちらの製品は二つの材質でできています。木材(ウォルナット)と真鍮の組み合わせが、なんとも言えない雰囲気のあるコーヒースタンドです。真鍮の部分だけ購入することもできるようになっていますが、今回はセットになっているこちらについて、私自身が1年以上使用してみた感想を交えてお話していきます。


 まず何よりもその佇まいの美しさが一番の魅力だと思っています。木材と真鍮の異素材が織りなす、製品としてのバランス感は感動ものです。木材もウォルナットを使用しているため重厚感があり、真鍮が持つ金属特有の重厚感と調和が取れています。使用していてどの角度から見ても、完成度の高い製品で所有欲を大変満たしてくれています。

 私自身は経年変化という言葉が持つ魔力にめっぽう弱い生き物でして、この真鍮ももちろん経年変化をしていくわけなのですが、その姿を見るたび恍惚としたため息が出てしまいます。使っていく度に姿を少しずつ変化させていく道具というものは、自分自身と共に成長をしていく相棒のような物で、日々愛着が増すというものです。

 

 こちらが一年以上使用した真鍮のパーツになります。ドリッパーを置く部分はコーヒーが付着したり、蒸気の影響などもあってか黒ずんだ部分が見受けられますね。ですが、それがいい。それがいいんです。中にはこういった変化を好まないという方がいると思います。その方は面倒ではありますが、自身で真鍮を研磨して当初の輝きを取り戻す必要があります。私はこのまま使用を継続し、さらに変化していくこの道具をより一層の愛着を持って育てていき、大切にしていきたいと思います。

完全に個人の趣味趣向が凝らされた拙い文章を読んでいただき、誠にありがとうございました。これからもコーヒーにまつわることについて、色々な角度から発信をしていこうと思いますのでぜひ応援よろしくお願いします。

 
 それでは
  またどこかで。

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