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価格設定のタイミング

作品販売、講座、ワークショップ、
何をするにしても必要なのが価格設定。

「自分の人件費も考えて設定しましょう」
コンサルなどでよくあるアドバイス。

確かにね。
そうなんだけれども。

ハンドメイドにおいては、
「時給」という考え方はあまり合っていないと思っている。

マカロン1つ作るのに1時間かかる人と10分の人。
1時間かけて作った人のマカロンの方が高くて当然か?
といえば、絶対そんなことはない。
作業が遅くて粘土が乾いてひび割れてるかもしれないよ・・・

価格は自分自身で設定するもの。
それが高いと言われようが安いと言われようが
ブレない自信と責任をもつことが、
お金を出してくれる方への最低限のマナーだと思う。

出来上がった作品を目の前にして
「これの価格はいくらにしようかな」
と考えるのは結構難しい。
・材料費はこれくらいかかったな
・これくらい時間使ったな
・梱包して発送してこれからもやることあるな
と終わったこととこれからのことを同時に考えると
どうしても高く見積もりがちになる。

そうすると、
「あれ、高いな。売れないからちょっと安くしようかな」
と感覚に左右されてしまう。
簡単に値引いてしまう悪循環が生まれる。

価格設定においては、
・3,000円
・5,000円
・8,000円以上
の壁があると感じる。

3,000円までなら売れるけど、
それ以上になると売れない。
という経験は販売経験者なら分かる感覚だと思う。
それが5,000円、8,000円以上になるとさらにハードルが高くなる。

3,000円って、本当に欲しいと思わないと出せない金額。
100円均一で「3,000円なら絶対に買ってないけどね」と同じ感覚。

私も数年前までは500円とか1,000円で販売していた。
その時はサラリーマンがメインだったので
何も考えずにただ隙間時間に作って販売して満足していた。
考えずに行動したものって、思い入れもそんなになく
500円だから買われていることにも何も抵抗はなかった。

その時の自分はそれで良かったのだから、
間違ってはいないと今でも思う。
作った作品が売れることでストレス発散になるなら
自分にとっては価値あること。
堂々としていて大丈夫。
意識高い系の考え方に自分を当てはめなくて大丈夫。

でも、
少しその状況から抜けたいなと考えている人におすすめなのは、
「価格設定をしてから作品を作る」
「価格設定をしてから講座課題を考える」

先に価格を決め、
それに見合った作品作りを意識するとバランスが取りやすい。
何より、自信と責任が確立できる。
自分が10,000円で自信を持って送り出せるものは何かを考えてから行動に移す。

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この考えてからアクションするの繰り返しは、
積み重ねで訓練のようになり、必ず気づくことが出てきます。
何が良かったのか、良くなかったのか
人によって基準や成功の形は違うものです。
コンサルや成功事例は参考程度に。

「その通りにやったのにうまくいかない」
「私なんてまだまだ・・・」
となる心境は私も経験してきたので痛いくらいよくわかります。

まず、軸を自分に置くことを意識してみてください。
「私はこの部分がマイナスだから」
と考える時点で無意識に何かと比較してしまっているそうです。

そもそも、自分軸で考えると
マイナスなんてことはあり得なくて
「ゼロ」か「プラス」のどちらかなんですって。

やったことがあればプラス
未経験ならゼロ
できるならプラス
できないならゼロ
でも、未経験であるという意味ではプラス

のように、
「あらゆることのプラスとゼロの組み合わせが個性」
友人からのうけうりですが、
私はこの考え方にすごく衝撃を受け、一気に視野が広がりました^^


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