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ハンドメイドと時間とお金

SNSでは「素敵」を演出するための努力をする。
どんなに具合が悪くても、
やる気が起きなくても、
嫌なこと悲しいことが起きていても、
負の情報を自ら世界に発信する理由が見つからない。

SNSでの発信なんてそんなもの。
発信していることはすべて事実。
でも発信しないことがあるのも事実。

現実的に
ハンドメイドを続けるために必要なものは、
素敵なアトリエでも、キラキラした生活でも、溢れ出るアイデアでもない。
絶対に必要なのは「時間とお金」
これがないと始まらない。

『時間』

考える時間
練習時間
試作時間
制作時間
マーケティング時間
事務作業時間
仕入れ、発送等の時間
勉強時間 など

1人でしっかりこなすにはそれなりの時間が必要。
これを兼業でやる人と専業でやる人では当然違いが出てくる。

使える時間は人によって違うもの。
自分の生活を軸に
続けられる活動範囲を正しく見積もることが大切だと思う。

『お金』

材料費、各種維持費など活動するだけでお金はかかる。
その資金をどういう手段でどれくらい調達するのか
考えるのはとても大切。

他で働いた給料なのか
生活費の一部なのか
作品を販売した売上なのか
講師をした受講料なのか

お金について積極的に発信する作家はあまりいないけど、
素敵な作品を作り続けていると感じる人の共通点は、
試作や作品にかける材料費はケチらないこと。
どこかでしっかり資金調達ができているからだと思う。

お金が1番ではないけど、
お金をどう生み出すかについて考えていない人は
信用できない。


ハンドメイドだけで生活費までカバーするとなると
大きな利益が必要になり、なかなかハードルが高いですね…。
やり方もビジネス感が前に出てくるので、
どこか胡散臭く感じることもありますよね。

ハンドメイド1本で活動する
=生活費も必要
=活動関連費以外の利益が必要
=純粋な作品制作のみでは難しい
ハンドメイド作家が
世の中で職業として認知されないのも納得です。

私は、生活費が必要になったら
ハンドメイド1本ではやらないと断言できます。
兼業になったら、時間も今より取れなくなって、
活動内容も変わってくると思います。

ハンドメイドの価値を上げる!
なんて最近よく見かけますが、
単に相場価格をあげることだけでは解決できないことも多くあります。

ハンドメイド作家から職人になった時、
この先それをずっと続ける覚悟ができた時、
職業として自信が持てるのかな?なんて考えたりしています^ ^

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