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ケーワ杯という大会を終えて

新潟県にはケーワ杯という大会と日報杯という大会の大きな2つのハンドボールの大会がある。
先日行われたケーワ杯を終えて、思うこと。

まずもって楽しく終えることができなかった、というのは個人的には残念。
もちろんもう選手第一線ではないから、勝ち負けよりもハンドボールが好きだから、敵も味方もその想いを共有できるのが最高だと思う。

楽しくなかったな。。。

僕が厳しく非難したいのは、若手たち。あえて年代の特定はしないけど、若手と表現するのは自分より年齢が若い人たちを指している。ということだけは添えておきたい。

まずもって、君たちは何のためにハンドボールをしているのか?
選手として新潟県を背負って戦っていきたいという気持ちがあるなら、君たちは応援される選手でなければならない。

でも、君たちのことは応援されていない!というのが、本音。

別に、当人たちは応援されることを目的としてないだろうし、まして僕が応援しないからといって困るわけでもない。

けれども、例えば同じ高校の出身で新潟県のハンドボールを代表して頑張ってくれている選手なのであれば、本当は応援したい。
現役の子たちにも、彼らは君らの先輩だから、上手だから、よく見ておきなさい!と胸を張って言いたい。

でも、言えない。

その理由はいくつかあるけど、まずもって選手として頑張るのであれば、それを支えてくれている多数の人たちに少なからずリスペクトの念は持たなければならない。

僕らより年齢の上の世代の方々は、それはそれは新潟国体を何とか成功させようと皆頑張ってくれた方々。あるいは、君たちがハンドボールに出会ったときから今に至るまで新潟県ハンドボールを支えてくれている人たち。それはそれは仲間であり、ライバルであり、いろんな思いが入り混じりながら切磋琢磨してきたからこそ、ケンカもすることもあるし、衝突することもあると思う。

けれども、それはその方々がこれまで頑張ってきたからこそのものであって、当然僕らがそこに入る余地はない。

だから、はっきり言う。
その人たちへのリスペクト忘れて、何勝手気ままにハンドボールしてるのか!

あの試合、確かにラフなプレーもあったかもしれない。それを棚に上げるつもりはない。
そのラフなプレーを審判はしっかりと注意してくれた。

彼らは審判初心者だから大目に見てやれ!とも言うつもりはない。
ただ、歳下のハンドボールを勝手気ままにやってるだけの連中が、あんな言葉遣いで審判にギャーギャー言ってる姿は、本当につまらない。つまらない。

選手として頑張る、新潟県を背負う、そういう思いを持って取り組んでいるからこそ、ただでさえ審判や運営などのスタッフが足りてない新潟県で、審判をやりなさい!と言わない。
そのかわり選手としてお手本を振る舞ってくれ。
選手としては、、、って思いがあるから審判をやる人だっているし、もうプレーヤーとしては燃え尽きたなと思うから運営側に回る人もいる。
この前の試合の審判も初めてだけど、新潟県ハンドボールのために運営や指導を頑張っている2人である。

あぐらをかいてギャーギャー言っている君たちより、よっぽど新潟県ハンドボールの未来のために尽力してくれている2人である。

今やっているラグビーワールドカップ。
ラグビーという競技、それがもつ思想性とも言うべきスタイルに僕は見習うべきところがたくさんあると思う。

https://note.mu/satonao310/n/nd7256bae4a27?fbclid=IwAR1ZtWUJ-75cklqC4yGWiY0Fm7Hoa8CWVYdLaZqu2TLa2X69kQNhyUkRgvY

ただ選手は審判に従順であれ!とは思わない。

ハンドボールの競技にはグレーなところも多々あるから、見方によって見解も分かれることもある。
当然、プレーヤーは勝つために必死にやっていれば、時には不利な判定に対して不満に思うこともある。

ただね、アピールというのはその事象が起こる前にするものであり、あるいはその事象が十分起こりうると予想してするものだと思う。
だから、その事象が起きてしまったあとに、もし何か言いたいのであれば、それはアピールとか文句とかではなく、正当な手段でコミュニケーションを取るべきだと思う。

試合中に、こうじゃないですか?ああじゃないですか?と審判とコミュニケーションは取ってもいいと思う。

この前の試合みたいにね、若造がリスペクトなしに、こうだろ!見てねぇのか!とか、言葉遣いもなってないのは本当につまらない。本当につまらない。

彼らは試合後、審判とコミュニケーション取ったの?
あのときは、、、こうした方が、、、こうするべきでは、、、こんな風に意見交換すればいい。
選手も審判も共にリスペクトし合うなら、自然とそうなるはず。

そんなことがある中、きちんと審判のところに歩み寄ってコミュニケーションを取ってくれていた先輩方もいた。
こうあるべきだな!と本当に思った。

だから、その先輩と最後話しているとき、自分と同じ高校出身選手がそういう姿であることに残念でならず、最後は涙ながらになってしまった。

選手として、思うような環境でできない、上手く進んでいかない、そんなことばかりかもしれない。
でも、自分たちで動かずに影で文句言ってるだけなら何も変わらない。

新潟県を代表する選手だから支えてもらうのが当たり前、優遇されるのが当たり前、そんな風に思っていないとしても君たちの行動は僕らにとってそういう風にしか映らない。

応援や支援というのは本当に大きなこと。
おかげさまですよ。
気を遣えとは言わないけれど、リスペクトの念があれば言動は自ずと変わってくるはず。

応援や支援がなくとも、何とかなると思っているなら、全部自分たちでやってみろ。
若造どもよ、信頼をまず勝ち得ないと。

練習する環境や練習相手や、君たちが新潟県のハンドボールプレーヤーの先頭を走っていく上で、何一つとして君たちが用意していることはない。常に誰かが影で支えてくれている。この前の試合の審判だってそう。
正直、吹きたくもない試合だったと思う。それでも新潟県ハンドボールのために、その役をかって出てくれた。

この際だからはっきり言う。
今の君たちには期待もしていなければ、支える気もない。自分たちで勝手にやってくれ。
君たちはプロアスリートではないんだ。

僕もまだまだ若造で、至らないところは多々ある。
それぞれ関係している先輩方、どうかどうかお願いです。彼らのその根底の部分をよくよく見つめて導いてあげてください。

今の新潟県がどうであれ、彼らの言動は決して評価されることではない。

母校への想い、現役の子たちへの思いが強くある。ゆえに、彼ら彼女らには柏◯高校ハンドボール部出身です!と名乗って欲しくない。

挨拶の大切さや多くの方々の支援があってハンドボールができていること、おかげさまであること、そのことに感謝しながらハンドボールにのめり込まなければならないこと、そういうハンドボールに取り組む上で大切なことを日々学んでいる現役の子たちは、君たちを見て、手本とするだろうか。
というか、手本にしちゃダメだと僕は思う。

だからね、柏◯高校ハンドボール部出身です!と名乗らないでください。

ハンドボールがしたいのであれば、自分たちで練習場所を押さえて、自分たちで何から何まで準備して、やってください。
中学生や高校生の練習場所は、あくまでも彼らの練習場所である。
少なくともそこに混じってやるのであれば、その場所を準備してくださっている方々に、せめて「今日は練習させていただきました。ありがとうございます」と一言なければならない。
その心があれば、あの試合をレフェリングしてくれた審判に対して、「ありがとう」という感謝の念が湧いてくるはず。

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