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飯田国大 国会議員の秘書の巻

都会での生活「Sphere(スフィア)家は24時間で創る」

飯田君よく頑張ったね
次は国会議員の選挙を手伝ってくれ!!

下っ端の下っ端
県知事の選挙の遊説カーの運転手

県議会議員の秘書
議員が大病で選挙に来なかったのに九州エリアでは断トツの得票率

国会議員の秘書
しかし最も若いのでまた下っ端の下っ端からスタート

もう時効だからその国会議員の名前を一部明かす
国会議員なのに議員の名前は
「合〇敬」
おうま けい
おうまけい
おうまけい
おおまけ!!!
大負け

戦う前から大負けする匂いがしていた、、、、

選挙は自民党系の参議院選挙だったので名だたる自民党系の国会議員の筆頭秘書が勢ぞろいしていた。
そんな中下っ端の下っ端の秘書もどきの飯田が戦わなくてはいけない

選挙には必勝を祈願して神主を呼んでお祓いをする。
お祓いの時普通、議員が1番真ん前の真ん中に陣取りその横に奥様が並ぶ
そして遠慮して各国会議員の凄腕の秘書たちが2番目の列に並ぶ
飯田は気後れして並びそこなう
開いてる席は???どこ!!
開いてる唯一の席は議員の奥様の横の席
えっえっえーーーー
そこに座るしかなかった。
(その時の写真である)
しょうがないので議員の息子のふりをして座った。
ほとんどの秘書たちは勝手に飯田を議員の息子だと勘違いしてしまった。

そのせいか?最初はいろんな人にチヤホヤされた。

国会議員の選挙では様々な場所であいさつ回りをする
当時の選挙の慣習として企業の会合や朝礼等などで挨拶回りをする。
その際は必ず議員の遠い親戚のふりをして挨拶回りをする慣習があったりした。

しかし

ある時飯田が息子ではないとばれてしまった。
飯田が言ったわけではないから勝手に勘違いしただけだったが
突然手のひらを返したように干された。

飯田は存在するけど存在しない扱い

毎日選挙事務所に行くけどなにも仕事を与えられない
「なんじゃこりゃ、、、、」
飯田は考えた
誰も指示もない、仕事も与えられない
そんな日が何日も続いた。
完全な窓際扱いだった。

しかし飯田はこんなところで負けるわけにはいかない
手書きのポスターを創った
「何でも屋飯田」
飯田何でもやります。

ごみ捨てから鉛筆削り、秘書らしからず雑用を本当になんでもした。
そうするとどんどん仕事が舞い込み
その仕事を命がけで頑張ってこなした。
飯田のファンが選挙事務所には増えた。

しかし飯田を干した名だたる国会議員の秘書が更に嫌がらせをしてきた。
飯田君 屋上の倉庫であて名書きをしてくれ
「はい!!」
「やっと秘書の仕事がもらえた!!!」
あて名書きは40万通もあった
それを一人でしろという指示だった。

暗い倉庫で1人であて名書きをする
涙がでた、、、、、
飯田はただ単に目の前の仕事を一生懸命やっただけなのにこんな仕打ち、、、、

飯田は思い出す
命をかけて好きな仕事をやる為にここに来た
わかった40万通をやり遂げるしかない

まずは自宅に帰るのを止めた
毎日毎日屋上の倉庫で40万通のあて名をひたすら書き続けた

飯田の存在が事務所から消えた

選挙事務所のスタッフがだんだん気づいてくる
なんか?最近飯田を見ない
飯田見た?いや最近は見てない
どこのいるんだ?
なんか1人で屋上の倉庫にいるらしい
なにをしているんだ?
なんか?1人で40万通のあて名書きをしているらしい
40万通のあて名書きなんか1人で絶対に出来ないでしょ
しかも全く家に帰ってないようだ

そんな不憫な飯田を見て選挙スタッフが勤務が終了後1人また1人とあて名書きを
手伝ってくれた。

2週間ぐらい経つとほとんどの選挙スタッフが総出で手伝ってくれた。
逆に飯田を干した秘書の指示をほとんどの選挙スタッフが全く聞かなくなった。

あて名書きは1ヶ月で終了した。
そして下っ端の下っ端だった飯田は多くの選挙スタッフが味方となり自由自在に
仕事をこなすことができるようになった。
少しずつ少しずつ這い上がっていく必ず

絶対に誰にも負けない、、、、なぜなら命をかけてるから

半年後、、、、

選挙が終わり開票作業が始まった。

しかしすぐに大負けしていることが判明した。

議員が敗戦の弁をマスコミや有権者の方たちに語った。
飯田はそのすぐ目の前で見ていた
議員「私は間違っていた」
「私はクリーンな政治家だ」
「私はほとんどの国会議員が国会に行くのにお抱え運転手を抱えている」
「私は地下鉄で国会に通った」
「なぜなら国会議員だからクリーンであるべきだと信じていた」
「しかし私は間違っていた。」
「クリーンなため選挙になると誰も協力してくれなかった。」
「政治家だから黒は絶対に駄目だと思うしかし白はもっと駄目だとわかった」
「自分の政治を実現するには灰色になるべきだった」
当時20代前半の飯田には衝撃的な発言だった。

敗戦が決まった瞬間名だたる国会議員の秘書たちが蜘蛛の子散らすように誰もいなくなった。
結局最後に選挙事務所残ったのは飯田と飯田をかわいがってくれた敗戦した議員の筆頭秘書だけだった。

飯田君
「最後の仕事をしよう」
「はい」

選挙は負けると翌日に警察が選挙違反で乗り込んでくる。
そうさせない為、2人で重要な書類を持ち出しガソリンをかけて砂浜で全部燃やした。

当時はその選挙違反を捜査する側は飯田の父が担当だった、、、、
父には内緒の話であった。

筆頭秘書
「飯田君は次はどうするんだ?
議員の秘書を続けるならどこか?いい事務所を紹介してあげる」
「多分飯田君なら頑張ればいつかは議員になれると思う」

飯田
「私は議員秘書になって勘違いをしている」
「国会議員の秘書という看板を若くして体験したためにどんな偉い人も下に見る癖がついてしまっている」
「自分の能力ではなく議員の看板や権威だけしかないのに」
「人を見下すこの勘違いを直さないといけないと感じる」
「飯田は次はガードマンを半年間だけやってみたい」

筆頭秘書
「えっ国会議員の秘書からガードマン、、、、、」

to be continud....
#飯田國大

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