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飯田国大 新しい都市を創る

新しい都市を創る

明治4年にわずか9万人にすぎなかった北海道の人口が現在520万人と60倍近くにふえた
昭和47年6月に執筆された田中角栄の「日本列島改造論」の1文である、、、、

現在、飯田は住宅プロジェクトを進めている
世界最先端の家「Next House」を創ることである。

そのプロジェクトの実務・構想を更に学び進化される為に今から46年前に執筆された田中角栄の「日本列島改造論」を読んでいる。

46年前に執筆された書籍だが日本の未来の現象が的確に予測されている
ウーバーなどの自動運転や高速鉄道による経済波及効果等が綿密に分析され書いてある

その中で田中角栄が提唱している新地方都市のビジョンという中で下記の4つの特徴を持たせ都市を発展させる構想が書いてある。

田中角栄 新25万人都市
①地域開発の拠点として十分な都市機能を持つ
②自ら発展しうるだけの産業経済活動を持つ
③地域に文化の光をともす役割を果たす
高い水準の文化活動が行われていて地方色豊かな地元の文化が育つ
④地元住民が親しい人間関係を持てる

飯田が考える都市の発展とは①と②だけが必要だと考えていた
しかし田中角栄曰く③+④も重要な要素だと書いてある。

この③+④を実際に行っている世界的な建築家がいる

私の尊敬する建築家である「有馬裕之」氏がニューヨーク、ブルックリンで戦っている。

有馬裕之氏は東南アジアの最貧国ラオスでラオス人向けアパートメントのプロジェクトを行っていただいている。
「ラオスでの住環境の改善にひとつのフックポイントとなればいいと考える。」2つ返事で受けて頂いた。

有馬裕之氏は最も遅れた発展をしているラオスと世界最先端のNYとこの2つの振れ幅が遠い国を同時に進めているのには驚きである。

このNYのプロジェクトは150年ほど経過した建物をリ・デザインした「MIRROR tea house」で行われている。

この場所は元々、閑静な高級住宅地のパークスロープと、トラットリアが軒を連ねる魅力的な古き良きキャロルガーデンに挟まれた、工場や倉庫街だった。周辺には美味しいパン屋やレストラン、バーなどができはじめ、いわばニューヨーカーの日常に溢れ、日々の営みと多様な人々との交流が繰り返されている。

有馬裕之氏が2年前に始めたこの文化拠点のおかげでブルックリンのカフェやホテルに更なる人の流れ集約が起き始めている

飯田はこの壮大な実験に強い興味を持っている
このプロジェクトのさらなる進化で周辺の街にどのような影響を与えるのだろうか?
文化的拠点を作り上げることで周辺不動産の資産価値の増大に与える影響をもっと知りたいと考えている。

飯田はラオスにいて非常に勉強になったことがある。

ラオス初分譲コンドミニアム
飯田が関わる前は70平米2ベッド5万-7万円で分譲賃貸物件となっていた、しかしその分譲コンドミニアムに日本企業と連携して付加価値をひとつづつ実験しながらつけていった日本式内装、セキュリティゲート、プール、ジム、テニスコート
そうすると70平米の2ベットの賃料が12-17万円まで上昇した。

更に実験を続け家具のデザインをイタリア調に変更し浴槽+ウォシュレットそしてルームサービス、ホテル朝食+車や会議室の手配そして部屋の清掃にランドリーサービスまでつけた、そうすると70平米の2ベットの賃料が20-25万円まで上昇した。

同じ面積の不動産に付加価値をつけていく事により不動産の利回りが大幅に上昇することには驚きの経験の連続であった。

飯田は考えるこの有馬裕之氏のNYプロジェクトは部屋や建物レベルの付加価値の上昇ではなく街全体の不動産価値の上昇を行っているように感じる。

一言でいうとWeWorkの街版である。

この試みには非常に強い関心がある
ぜひこのプロジェクトに支援・参加・拡散を協力して欲しいと考えています。

クラウドファンディングのready forにリンクされています。
https://readyfor.jp/projects/mirrorinthewoods

to be continued....
「建築は欲望の表現である」有馬裕之
#飯田國大

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