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飯田国大 材料費0円のレストラン

材料費0円のレストラン

1600坪明治元年に完成した築150年の古民家を手に入れる
古民家には田畑や山林がついていた。
不動産屋より飯田さんは農家じゃないから田畑を購入することはできないと警告された

誰かが「出来ない」と言われると俄然、自分で試したくなる。

不動産屋さんには自分で許可申請すると伝え全ての手続きを自分で行った。

まず農地を手に入れるには農家である証明が必要である。
農家である証明
役所に聞きに行く農家である証明とは何ですか?
「耕作証明書」と「営農計画書」が必要です。
「耕作証明書」とは農家として田畑を耕作している証明である。
偶然いぬはりこ和食レストランのお米を耕作するため田畑を耕作している
証明が玖珠町の農業委員会で収得できた
そして玖珠町で耕作している父の息子が新しく農家の息子として田畑を収得
「営農計画書」
営農計画書はベンチャー企業の事業計画書と同じようなフォーマットの書類
得意なので記入して提出する。
書類を提出して約1ヶ月後
地元の農業委員会の会議に掛けられる。
「飯田さん無理ですよ」
飯田さんの収得する農地に田畑の地目なのに山林となっている。
山林となった木々を全て伐採して運び出さないと許可は出ない

木々を伐採して木々を運び出す
見積もりを取る
軽く150-200万円かかると言われた。

わかった家族でやる
しかし山奥の田畑から木々を運び出す作業
箸より重いものを持てない僕がどうやって行うか?
そもそもチェンソー使用したことがない。

できないかも、、、、、考える。
まず運び出すから考える
こんな山奥にはトラックは入れない
入れるとすると軽トラが限界である
運び出すが出来ないなら木を溶かすしかない(笑)

木材粉砕機というものがある
伐採した木材を粉砕してチップ(粉)にする。
市役所と話をしたら市民に貸し出しをしている。
1日5000円
運び出しだと何百万円かかるが粉砕して粉にすると運び出し必要はないと言質を頂いた。

伐採を家族で行う
誰もチェンソーを使用したことがない
多分すごく危険
ちなみに今はチェンソーを使えるようになったが
よく足を切り落とすらしい
木材粉砕機の管理をしている方に相談したら休みの日に手伝ってあげると回答があり4人の方に手伝ってもらった。
たった1日で当初150-200万円かかると言われた伐採が少しの金額で終わった。
更にその費用は交渉して売主にその分値引きしてもらった。

農業委員会に申請して3ヶ月後農地売買の許可証を頂いた。
身分は農家である。
次からはどんどん農地が買える(笑)

そしてついに築150年の古民家を購入した。
買いたい人は20人くらいいたが農業委員会の許可が出ない為
みんな購入を諦めていた。

誰かが「出来ない」と言われるのを全く信じない
なぜなら僕以外の人が試した結果だから
結局絶対にあきらめなかった僕が買えた。

古民家を買うと新しい世界が見えてくる
to be continued.....

更に後日談
不動産売買の時不動産登記も自分で書類を作成して行った。
不動産屋より司法書士を入れない不動産売買は「できない」と言われた
amazonで関連書籍を購入(1500円)して書類を作成
作成した書類はA4一枚だけである。
司法書士は手数料で15万円の見積もりが出ていた。
#飯田國大

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