「トイレが好き」と言えるまで。(全国学生トイレ研究会 アドベントカレンダー)

はじめに

これは、全国学生トイレ研究会のアドベントカレンダーに寄せての記事です。
他の日も、全国トイ研に関わる様々な人が記事を書いてますので、ぜひご覧ください〜

「していいよ」と言われたので、この記事では自分語りをしたいと思います。
現代表🦐がなぜトイレ研究会をやっているかという記事です。

「トイレが好き」になるまで

物心ついたときからトイレは好きでした。

それこそ、昆虫や車や電車、人形が好きなようにトイレが好きでした。

行く先々の建物で、トイレを見つけては中に入って…という子供だったらしく。

とはいえ、子供ながらにメジャーな趣味じゃないと分かっていたのか「トイレが好き!」と公言することは無いですが。まあ、周りにそういう趣味の人がいないので話をしても意味がないと思っていたんじゃないかなと。

あと、家族の許容力が何故か高くて、トイレ趣味を許容してくれてました。
一例として、幼稚園時代に兄弟でしてた遊びを紹介しましょう。

ごっこ遊び「トイレごっこ」
人数
3人(僕・父・兄)
・トイレ役 ・人間役 ・排泄物役
遊び方
トイレ役の上で人間役が用をたす
排泄物役がトイレ役の上を流れていく
さあ!Let's BEnjoy!

幼稚園時代これで大喜びしてました。
やば。

さらにこの頃、実家の水回りがリフォームされることになって、分厚いTOTOのカタログが家に生えてました。めっちゃ読んでました。

小学生になると、ネットサーフィンをするようになりました。
他にも趣味もあるし、過去にも増してトイレは数ある興味関心の一つになってました。
旅行だったり、車や鉄道や、3DCGやVRだったり。
あとは、落書きだったり、工作だったり、パソコンだったり。何か作るのがすごい好きでした。(コミュニケーションとるより何かアウトプットしたほうが…という思想はありましたね)

ただ、いつものようにネットサーフィンしてると、ふと気になった瞬間すぐトイレの情報を手にい入れられるんですよね。
一瞬でも湧いた興味をすぐ満たすことが出来るので、トイレ熱がとろ火で保たれてました。知識も身につきますし。
知識は他の方に及ぶものではないですが、トイレオタク的な感じではありました。

あと、十数年前からトイレの動画を上げてる方が居られたり、ブログやWebサイト(ハッハッハのトイレさんとか 東府中の住人さんとか)で、すでにトイレで発信し繋がっている世界があることも趣味が続く上で大きかったですね。(自分が関わりに行くわけではなく、完全に見るだけでしたが)
ネットがなくてサクッと知識が満たせない世の中なら、トイレにちょっと関心のある人に落ち着いてたかもですね。

書いてたら、友達と家で遊んでてYouTubeでトイレの洗浄動画を見てドン引きされたことを思い出しました。

「トイレ研究会」との出会い

そんなこんなで、トイレの灯火を絶やさずに大学生になりました。
いわゆる私文に入学しました。
うぇいうぇい。

引っ込み思案&奥手気質が合わさって、スタートダッシュに失敗。友人0ノンサーノンバイトで大学生活のスタートを切りました。
友人はできましたが、サークルには入れず(というより、自分から関わりに行かなかった節も)1,2回生と過ごしてきました。
パソコンでほんの少し創作活動みたいなことはしてましたけど、何かを作りたいけど作るものがない状態でした。
まあ、ほぼ大学に行って授業受けて帰るみたいな生活ですね。

そういう生活が続いてた2回生の夏頃でしょうか。
なんとなく見ていたTwitterで「トイレ研究会」なるものを発見しました。

「立命館大学トイレ研究会」というアカウントです。
ワイの大学やんけ。
しかもかなりトイレオタクときた。
ただ活新入部員をそんなには求めてなさげな感じでした。

もう一つ見つけてました。
「大阪大学トイレ研究会」です。
あの阪大ですよ、めっちゃ頭いいじゃないですか、怖いじゃないですか。

ただこのサークル、「トイレ」で本を作って売ったり、トイレを買って展示したり、すごい周囲からウケてるんですよ。
自分は大っぴらにする気にならなかった「トイレ」という分野で。

「めっちゃ羨ましい!」という、(何もしていないのに)半分嫉妬のような感情まで湧いてきました。

そうしたら、「学園祭に出ると」のツイートが。

人生でトイレトークできる機会なんて今後ないかもしれないし、せめて話だけでもしてみたい…!
と、まちかね祭に足を運びました。

どっちかと言えば行動しない(しなかった)理由を考えるタイプなので、行くのはかなり勇気が要りました。
当時は結構挑戦なんすよ…

立ち話がブースに座っての会話に、店番に、そして打ち上げまで参加する事になりました。(半分は先輩方のコミュ力 半分は居座った)
あとから聞いたら、「ヤバいのが来た」と言われました。

そんな感じで阪大トイレ研究会に入会しました。

入ったからすぐ何かが変わったわけではありません。
ただ2019年の間、学祭出店にフル参加したり、工場見学したり。
なにかと活動に居るようにしてました。

サークルというのはすごくて、そのうち、「トイレが好き」と言うようになってました。

はじめは友人に。「こんなサークル入ったんやけど…」と。
その後家族に。同じく「こういうサークル入ってさあ…」と。
最終的に就活に。「私はこういうサークルに入ってまして…」と。
トイレだけでは何の話題にもできないけど、サークルだと会話で共通の話題に出来るんですね。

「トイ研」兼サー

2019年の末頃でしょうか。

迷わず行きました。
入りました。

🐔先輩(立命の偉大な先輩)は2020年3月で卒業して、2021年3月に自分が卒業するまで所属していました。

ここでも、何かをやろうとしました。ドメイン取ったり。
でもそこまででした。
どうやってサークルを回せばいいのか、どうやって阪大と使い分ければいいのか。
結局、日々ツイートをするのが活動、という形でした。

結局、部員に提供(共有)できるものが少なく、どうすれば良かったか今になって思う事が時折あります


阪大トイレ研の方は、副代表になってました。

VR系の即売会に出たり、交流したり。

学祭(?)の運営をしたり。

コミケ出たり。(延期しまくったり。)

会誌製作に取り組んだり。(特にSlackとかの環境整備、デザインとか)

コロナ禍が一時落ち着いたら、遠征を企画実行しました。

あと忘れてはいけないのは毎月の勉強会です。

何人かで毎月の勉強会を回していました。
zoomとかを立ち上げる人がいて、喋ってくれる人がいて、集まって話を聞いて交流する人がいて…
思い返せば、結構理想的ですね。

人とつながるのが得意な🍢先輩がプロデューサー、なんか作る自分がディレクター的な感じですかね。(知らんけど)

「阪大トイ研」の引き継ぎ

おそらく、阪大トイレ研は2020年度末で消える予定でした。
先輩も自分(しかも他大)も居なくなる予定で、今までの活動量を維持することが難しくなるでしょうし。

自分も「まあそうだろうな~」と思いながら過ごしてました。

そうしたら風向きが変わりまして。

と言っても2020年の後半辺りに自分が大学院に進学することを決めました。そうしたら、また大学選びができるんですね。

自分のやりたいことが阪大でも出来そうだったんです。
「こらもう阪大に進学するしかないやろ」、と。

院試の勉強をしてなんとか合格。
3月末、サークルの運営を完全に引き継ぎました。

引き継いでからもある程度コンスタントに活動を続けてきました。

僕たちのサークルは、
「①トイレを好きな人を増やす ②阪大のトイレをきれいにする ③トイレの社会問題を解決する」を掲げて活動しています。

その中でも、今年は特に①を重視して活動していました。
「全国学生トイレ研究会」が立ち上がっていることもあるのですが、何より「面白いことがしたい」と思って集まっている人が多いと思ったからです。

「トイレ研に入れば、何か面白くなるかもしれない」という期待に応えられるよう、自分は勿論、メンバーみんなで動いていきたいと思ってます。

なのでまあ、「自分が楽しむ」「みんなで楽しむ」「周りも楽しませる」が大きな根底です。

あと、そうですね。
それでも毎月何かしら活動をするようにしてます。定期的な活動で、サークルという意識を作らないと集まって活動する意味は無い気もしますし。

次は何をぶち上げていきましょうかね。
(面白いお話があったら是非ご連絡下さい)

これから

こんな感じで、ここ数年いろんな事があって、
今では人に「トイレが好き」と言えるようになりました。

トイレを、ここまで面白く、人にもウケて、人とも繋がれる「場」に出会えたこと、関われたこと、正直本当に感謝しかないです。
確実に人生の分岐点でした。

こういうサークルってなかなか2代目は無いと思いますし、活動をしていても、どんどん「恒例」化して目新しさも無くなっていきます。
でも、関わる人がトイレ研に人生の時間を費やしてよかったと思えるように活動していきたいですね。

ぶっちゃけ、活動してると先輩の偉大さが身に沁みます。
人を集め、活動して(継続的な活動は3年目からでしたね)、トイレを買って展示するとかいうクレイジーなことをやって、大きいイベントが有って(改修とか)。エグいっす先輩。
2代目社長の気持ち、ほんの少しわかったようなわからないような気がします。

一部員のときや、傍目から何かを見たときの「○○すればオモロそうやん!」みたいな考えがあまり浮かんでこないときがあります。
脳内で考えを却下して、なんか固まってる面がある気がしてます。(ただの思い上がりかもしれない)

来年は、自分の中のこの感覚をぶっ壊して行きたいですね。
面白いことを立ち上げて、動き出して、人が集まって、結果みんなでなにかする。
そういう流れを作っていきたいですね~かなり概念的な話ですが。

何にせ、人とつながる、人と一緒に立ち上げる、好きなものを面白く周りに伝える。
数年前、サークルに入ったときになんとなく描いてた理想が実現できてる気がします。願ったり叶ったりです。


結論、一介のトイレ好きがたまたま巡り合ったサークルに入って何か変わったという話でした。

もし自分が気になるものがあったら、勇気を出して覗いてみても良いかもしれないです。
(自分はヘタレサイドの人間なので…)

たまたまそれがトイレだったら。トイレじゃなくてもおもろい事がしたいなら。
是非トイレ研も見に来て下さい。
回生不問、院生バリバリOK、大学も不問。
全国トイレ研も、阪大トイレ研も、あなたを歓迎しています!


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