忘れもしないチャールズ
※私は2023年マレーシアに語学留学をしたのでその時の話になります
マレーシアでは学校外でも授業を持っている先生が普通に沢山いる。
そこで何が起ころうが、学校側は責任を負わない名目で、受講するかは自己の判断に任される。私は、コンスタントに勉強にフォーカスできるので、それは「ベター」なことだと考えていた。ここで私が体感した話をつづっておく。
私の先生はチャールズ。私は初めてチャールズの授業を受けた時
「この人ぶっ飛んでるな〜」という印象しかなかった。
授業中の声はとにかくでかいし、「kill you」を連発する。
彼はビギナークラスを持つことが多いが、たまたま私のクラスも担当することになり、そこで初めて出会った。
(実は英語の先生はビギナーを教える方が難しいと言われているみたい)
彼はクリスチャンで、家系はインド系。うるさい先生だったが、彼はなぜか生徒から一番人気があった。
授業が終わる途端、色々な生徒が彼に話しかけに行く。なぜ彼が人気があるのか?・・・それは彼の中で「英語を勉強するのではなく、理解させる」「主役は生徒」という徹底したスタイルが存在していたからだ。
彼は授業中、教科者は要約くらいしか使わない。誰が聞いてもわかる英語のセンテンスに変えて、伝え切った後はとにかく生徒と生徒を会話させるように仕向ける。それも、発言しないやつは死ねといったレベル感で。笑
かなラズ、生徒の会話を聞く役に変わる。
独特なマレー訛りはあるが、英語自体は聞き取りやすかった。
私は、この教え方にすごく好感を抱き個人レッスンもお願いすることにした。
ただ、マレーシア人アルアルなのか個人レッスンの日を覚えていないということも時々あった。また、スケジュールは先生の都合で変更になることも。
時々本当にいい加減だなと思いつつも、なぜか憎めないキャラだった人w
事の発端。
10月、週2回の対面レッスンを終えた私に、チャールズが放課後
「よかったら話をしよう」と言ってきた。
私は、とにかく放課後はいろいろな生徒と話すことを心かげていたので
サウジの男子の中にも入り、1人だけ女子でも会話する姿に驚いていたらしい。
(ちなみにサウジの男子たちと映画も行ったりカフェも行ったが、みんな優しくて、人としてすぐ仲良くなれた。中にはバカンスしている子もいるし、確かに後は宗教的に男女別世界みたいなところもあるんだけど、彼らと文化を共有できたのは今でもいい思い出)
話を戻すが、色々な話をした後、チャールズに言われたのは
「wold you like to work together?」
→一緒に仕事をしないか
・・・?w
理由は2つほどあるらしく、
彼は将来子供向けの英語学習のプロジェクトをツアー型として
今、韓国人と運営している
対象は中国の富裕層後は日本人もターゲットにしていると。
だから私を通訳+アテンドとして今後マレーシアではたらなかいか
っていう話だった。
それに加えて、チャールズは私に言った。
「君と話すととにかく癒される。僕はオープンになれるんだ
自分でもわからない。どうしてくれるんだ」
と、wとにかく反応に困ってしまったが、話が会うのは自分でも
なんとなく感じていたので、やはり国と人種が違っても
「何か」通じる物があるのもわかる(うまく言語化できないが、あーこの人とは何か波長があうな〜心地いいな〜みたいなかんじ。)
彼はずっと勉強ばかりしてきて、結婚もしていない。だから
パートナーシップにおいてはこれっぽっちもわからないんだけど。。。
って呟いたのも印象的だった。
まあ私は、彼のオファーを受けることは残念ながらなかったが
結果として、チャールズにややロックオンされていたようだ。
けど、彼はすごく頭がよかったし、すごく優しいのもなんとなく知っている。
「君はextrovertedだから、もっと広い世界に行きなさい。日本人はなぜいつもルーチンばかりなんだ?」
その言葉も、なぜか共感してしまい今も忘れられない。彼の日本人に対するイメージはとにかく保守的だ。けど、日本人の丁寧さや、感じな良さがすきだと話してくれた。
個人的には、英語の先生としてオンラインでも教えてもらいたいなと思っていたが、「男女」の感情が入るとやりづらくなると思い
それは、やめることにした。
彼は今も、その学校にいて指導を続けていることだろう。
またマレーシアにいくことがあれば、いつか成長した自分を見せにいきたいと思う。
まあ、これは私の学生生活で一番インパクトのある出来事であった。
ミスターチャールズ お元気で^^
この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?