ミッドナイト・イン・カフェ (セルフライナーノーツ)
お気に入りの服を着て、何も持たずに。
街の喧騒を横目に、月の光に導かれるように。
1人であのカフェへ今日も行く。
HANCEの他の曲もそうですが、こちらもまたイマジネーションの世界と言うか、「こういうカフェがあったらいいのになぁ」という妄想から曲作りはスタートしました。笑
頭の中にイメージとしてあったのは、20代後半、もしくは30代前半の頃ぐらいに行ったトルコの街並み。イスタンブール、カッパドキア、エフェスなど様々な場所で、素敵な体験をしました。
ご存知の方も多いと思いますが、トルコは世界随一の親日国で、地理的に見ても、ヨーロッパとアジアの真ん中に位置しており、アジアと欧州の文化がミックスされている、興味深い国です。
イスラム教の国ではありますが、そこまで厳しいわけでもなく、普通にお酒を飲んだり、カジュアルな服装で過ごしている女性もたくさんいます。
最近は、少し政治的な印象も強くなってきましたが、僕が訪れた時は、もっと平和的で、何より人々が穏やかに暮らしている印象を受けました。
そして、夜になると、素晴らしく美しい街並みに、灯が灯り始め、人々が集い、楽しそうに語らいます。
その時の経験や光景が、脳裏に焼き付いていて、「ミッドナイト・イン・カフェ」のメロディーやサウンドが生まれました。
ディレイの効いた幻想的なギターの旋律と浮遊感のあるコーラスワーク。昨今のトレンドでもありますが、Lo-Fiなリズムトラックでありながらも、大人の情感をロマンチックに表現しました。
それぞれの想い、イメージで楽しんでいただけたらと思います。HANCE
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