230319WS あしたは「やすみのひ」
集合場所は「プリン公園」もうそれだけで、なんて楽しそうなんだろう。
快晴のお天気の中、志木おやこ劇場さんの「まめっこ&まめまめスペシャル」でワークショップを行いました。
「まめっこ」は未就園児、「まめまめ」は乳幼児です。
プリン公園に三々五々集まったみんなは、遊具で遊んだり、砂場で穴を深く掘ったり。パパママも一緒に遊んだり、大人同士おしゃべりしたり、思い思い楽しんだ様子でした。
みんなが遊んでいる間に、会場の柳瀬川図書館にて、たくさんの本をお借りしました。そうそうこれがキモなのです。
14:30 めいいっぱい遊んだ子どもたちが、「ただいま!」と集まってきます。あんなことをした、こんなことをしたと、大興奮。
そこから、導入にまず1冊『じゅんびはいいかい』(荒井良二/学研)読んで、WSのスタートです。
今回は、絵本と演劇のコラボレーション。
東京芸術祭2022で行われた『くらしチャレンジ(大人とこどものための戯曲集)』をつかってみんなで遊びます。
「明日、おやすみですよ」と相手に言ってあげる。
ただそれだけだけれど、みんなで演じてみる。受け止めてみる。
そして、『やすみのひ』(小池壮太/ブロンズ新社) を読んで、おやすみの日ってどんなことをするのか、しないのかをみんなで考えてみる。
そして、もう一度同じ「明日、おやすみですよ」をやってみました。
「明日、おやすみに何する?何しない?」と聞くと、「動物園に行く」「30分ゲームをする」「一日寝る」などと色々なおやすみが。
「くらしチャレンジ」は、『くらしのなかで読んで想像したり、やってみたりすることで、ひとりでも、だれかと一緒でも遊ぶことのできる戯曲集』です。これは、絵本を読む中でもやっていることだと感じ、また、ますますみんなに感じてほしいと思いました。
後日『未だに明日休みだったら何しようと考えちゃいます…』なんて感想もいただき、「やすみって大事だよなあ」とか、そんなことも感じたり…
そして、プリン公園で遊んできたみんなに、こんな絵本も。
『ものすごくおおきなプリンのうえで』(二宮由紀子/中荒井純子/教育画劇)
タイトルだけで、キャー!となるみんな。
身近な言葉が出てくるものは、一気に親近感を増します。
続いて『わたしのワンピース』(にしまきかやこ/こぐま社)
おやこ劇場の大きな布芝居をスタッフが読んだ時には、集中力が研ぎ澄まされてきました。
ウサギの三角ワンピースが「似合う/似合わない」と言い始めるこどもたち。
じゃあ、自分が一番似合うワンピースを作ってみようじゃないか!と、
三角ワンピースカードを使って、図書館の色々な本を試してみた。
植物図鑑、世界の名画、フランスのテキスタイル、水墨画、宝石絵本、絵の具絵本、動物写真集、空の写真集、桜写真集、ロゴ見本、ボタニカルアート、そして絵本。
全ては、この図書館にある本です。
「この本持って帰っていい?」と大きな本を抱える子に、
「今、気になった本は、全部借りられるんだよ」と伝えると嬉しそうにしていました。
後半は、大型絵本も投入し、一冊でたくさんのワンピースを作りました。
こうして、ワンピース遊びは終了。
著作権のお話もすこしさせていただきました。
一番最後は『さくらのふね』(きくちちき/小峰書店)を読んでおしまい。
桜のページに、ホゥっとため息。
お外でも、ワンピース作ってねと、みんなを送り出しましたとさ。
とっぴんぱらりのぷう。
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