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第95回選抜 準決勝 展望

山梨学院-広陵

山梨学院は林が4試合いずれも先発、準々決勝でも8回96球を投げた。広陵よりも1試合多い疲労がここにきて出てくるのは間違いないと思われる。広陵投手陣は準々決勝で高尾の温存に成功、この試合は高尾が先発し、決勝は総力戦かと思われる。秋の新チーム結成以降、敗れたのは神宮大会での大阪桐蔭戦だけ。練習試合にもすべて勝っている。体力面だけでなく選手層の厚さと勝利へのこだわりも広陵が一枚上ではないかと見ます。

大阪桐蔭-報徳学園

初戦が終わったところでは、広陵か報徳か仙台育英が優勝と予想していたが、こうなると大阪桐蔭の可能性もだいぶ高くなってきた。さすがに大阪桐蔭打線も大会後半になって相手投手の疲労との兼ね合いもあって打ち始めた。そして前田投手の状態も、徐々に上がってきているように感じる。抑えたい場面でしっかりギアを上げて抑える事ができるし、野手の守備強度も高い。
対する報徳学園は2試合連続でタイブレークとなりサヨナラ勝利となった。投手陣も盛田、間木、今朝丸と疲労は分散されている。そして捕手の堀と遊撃手の竹内が守備面でかなり勝利に貢献している。

昨秋の近畿大会決勝では1-0で大阪桐蔭が勝利。こういう実力が拮抗するチーム同士の再戦の場合、1回目で負けた側がリベンジする事が割と多いが、今回も報徳学園はチームが勢いに乗っている。その報徳学園の勢いは怖いが、大会終盤の大阪桐蔭の強さは尋常ではなく、前田投手の余力や野手陣の気力もあるとみて、ここは大阪桐蔭かと予想します。

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