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第95回選抜 第3日 展望

海星-社

両校とも夏春連続。特に海星は夏2勝して新チーム結成が遅かったので試合数も多くはないが、秋の練習試合が5勝8敗。こんな勝率で選抜に出てきたのはなかなか珍しいと思う。それは逆に言うと公式戦を経ながらチームが成長して結果を出していったともいえる。旧チームが夏2勝したようにかなり充実したチームだっただけにその印象が残るが、新チームの実力としては未知数。同じように好チームに成長しているかもしれないし、秋の調子が良かったのかもしれない。秋のデータ比較ではどちらも打線は参加校の中では弱め、投手データはやや海星優位か。ちょっと海星の実力が読み切れず展望も読めない。

二松学舎大付-広陵

海星が低勝率の話をしたが広陵の勝率も異常。新チームで練習試合は無敗、公式戦も神宮で大阪桐蔭に負けただけ。失点が多い試合も少ないし、勝利にこだわっていると思われる。その指標では二松学舎は敗戦こそあるが、全国レベルの強豪との練習試合も多く質が良いと見える。投打のデータに目立つ差は感じられない。4季連続の二松学舎に2年連続の広陵、純粋に実力をぶつけあう好ゲームが期待できそう。

敦賀気比-大阪桐蔭

去年の優勝校大阪桐蔭、僅か4試合で11本塁打を記録した前回大会と比べると、今年のチームは公式戦15試合で3本塁打とスケールダウンしたように感じるが、二塁打数、三塁打数を見るとやはりトップクラス。左腕前田は被安打は少なく奪三振は多い、昨年からの経験もあり、敦賀気比の打撃データを見る限りでは攻略が難しそう。敦賀気比としては先行されても集中力を切らさずに終盤勝負にまで持ち込みたいところ。

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