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第95回選抜 第4日 展望

能代松陽-石橋

石橋の公式戦データは栃木大会5試合のみでうち3試合を大勝して高めに出ているので要注意。打力は両校長打力がある方ではないが、昨夏経験もある能代松陽の方が投打ともに少し上回るか。石橋は失策も多めなのが気になるところ。21世紀枠の出場校は、15年の松山東が二松学舎大付に勝利して以来一般枠に勝っていない。石橋の練習試合の相手やその結果を見ても、ちょっと一般枠の実力と比べると勝つのは厳しいかと思えるが、能代松陽も強力な圧力があるタイプでもない。落ち着いて序盤を凌いで、できれば早い段階で得点して食らいつきたい。

龍谷大平安-長崎日大

2年連続の長崎日大、昨春は緊急出場の近江に土壇場で追いつかれてタイブレークで敗れた。今年も二枚看板。場合によっては継投もありそう。この長崎日大、新チームになって第3日に初戦突破した海星と5試合も戦っている。長崎大会決勝での対戦の直後に練習試合2試合、九州大会に後にも2試合。それぞれ2試合目はB戦と思われるが、いずれにしても海星に4勝1分である。その海星が初戦突破して勇気をもらっただろうし、負けられないという気持ちも沸くだろう。龍谷大平安は、エースの桒江が公式戦の投球回数の多くを占めた。この試合もエースの出来が左右しそう。秋の時点では長崎日大優位だったかと見えるが、守備のコンバートなど試行錯誤してきたと思われる龍谷大平安がどれだけ冬場で成長してきているか。

仙台育英-慶応

慶応打線が仙台育英の投手陣をいかに攻略するか。投手力、投手層では昨夏の経験者も残す仙台育英は出場校中トップクラス。対する慶応は公式戦12試合で15本塁打、打率や1試合平均安打もかなり高い。公式戦では連合チーム相手に37得点など格下と思われる相手で数字を引き上げた部分があるものの、練習試合でも二けた得点の試合がかなり多くなかなか抑えるのは大変そう。仙台育英の先発投手が上手く試合に入れたら先手を取っていけそうだが、慶応としては早めに、相手の予定よりもいかに早く先発投手を攻略できるか、ある程度序盤で試合を動かせたら面白い展開になりそう。

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