【警察エッセイ】強制デジタルデトックス

ハイどうもぉ。
皆さんの心の中のスマートフォン。
元警察官の花山烏一はなやまけいいちです。

皆さん、スマホは使っているかい？

『現代社会でスマホを使わずに生きるのは困難だろ、この野郎。』というツッコミは置いておいて、おおよそ10年ほど前にペリーちゃん来航シクヨロベイビーな感じで、スマホが我が国を襲来してから、普及率が毎年の様に上がっているよね。

今は逆にスマホを使っていない人を見つける方が難しい時代だけども、ガラパゴス携帯だろうがスマホだろうが現代社会を生きていくには持っていないと困るレベルの物にまでぶち上がったよね。スマホが無いと本当に何も出来ないくらいになっているけども、ちょっと前まで無かったのが信じられないくらい今じゃ手にベタベタと馴染んでいるよね。

花山は高校生になってから携帯電話を持ち始めたんだけども、最初はガラパゴス携帯が初代相棒だったんよ。今で言うパカパカ携帯ね。それと同時に米国と言うよりかは麦国の方が合ってんじゃねぇかと思わせられるアメリカから、iPhoneが襲来してたんよ。

当時の事はあんまり覚えてないけども、iPhoneが日本に来たての頃ってそんなに評価って高くなかった気がするけども、皆さん的にはどうだった？

『あいふぉん？タッチパネル？手のひらサイズのパソコン？』

『笑止！小生、パーソナルコンピュータはデスクトップに限るのであります！タッチパネルでモソモソ打つより、小生の華麗なるブラインドタッチを刮目せよ！！！』

みたいな感じで、こんなん日本じゃ流行らないよと思ったけども、恐れ入りったよジョブズさん。今じゃ日本のスマートフォン市場の絶対王者としてiPhoneが君臨しているよね。

と、そんな世紀の大発明のスマホを使っている皆さんにお聞きしたいけども、日常生活でスマホを使う事を封じられたらヤバくない？

ヤバいよね？ヤーババイ、ヤーババイ、ヤーババイヤイヤイな感じだよね？

義務教育を2ちゃんねるとTwitterで終えた花山はスマホが無いと炭酸の無いコーラみたいに無力になってしまうんだけども、スマホを使う事を封じられていた時期があったんよ。

それは警察学校という現代のプリズンスクール時代。

■強制デジタルデトックス

誰かと連絡を取るのも何か調べ物をしたり楽しむのも、スマホで完結してしまう今日この頃。スマホを失う事は、現代社会において機動力を失う事。花山は23歳の前半戦である大卒社会人1年目のスタートのほとんどをスマホが無い時間として過ごしたんよ。

警察にちょこっとでも興味がある方はご存知だと思うけども、警察官になると最初に警察学校という職業訓練校に一定期間行く事になるのね。花山は大卒なので半年だったけども、高卒の人は10ヶ月。そんでもって、警察学校では基本的にシャバの様な自由は許されないんよ。

その中の一つに携帯電話の使用禁止があんのね。

厳密にいうと禁止ではないんだけども、自由に使う事はほぼ不可能。今から花山がキムタクになるくらい不可能。どれくらい使用制限が掛けられるのかというと、日曜日の夜から金曜日の授業が終わる夕方まで。つまり、使えるのは金曜日の夜から日曜日の夜まで。要するに警察学校にいる間に携帯電話を使用する事が許されているのはわずか2日間だけなんよ。

多いか少ないかは人それぞれだとは思うけども、現代っ子の花山の感覚的には少ないなと思ったね。

そんな感じでスマホに殆ど触れないから、自宅に帰る前にスマホを返してもらって電源を付けると、ピコピコピコピコピロロリーンと通知音が止まらんのよね。と言いたい所なんだけども、花山はボッチの日本代表だったもんで、スパムメールと花山がいようがいよまいが関係無いグループLINEの通知しか溜まってなかったんよね。

アレほど悲しい事はないんよね。

周りの角刈り野郎共は彼女から熱々でヤケドしちまいそうになるほどとろけるLINEが来ているにも関わらず、花山のスマホときたら、寡黙な武士みたいにひんやりとしているんよ。悔し過ぎて奥歯が木っ端微塵になりかけたんだけども、周りを見渡すと花山みたいなモブ野郎も何人かいたりして、傷口をお互いにペロペロチュパチュパと舐め合っていたのは良い思い出。

■まとめ

一般凡人の花山からすれば、この先どれほどテクノロジーが高度になっていくかは分かんないけども、生活がより便利になっていくのは間違いないのかなと思うのね。

便利過ぎるが故に発生する問題も沢山あるかとは思うけども、自分でちゃんと考えて使いこなす事さえ出来ればこれ以上の物は無いほど便利な物にスマホはなるんじゃないかな？

どんどん便利になっていく世の中に激しく感謝だね。

今回は以上となります。
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そんじゃ待ったねぇ。