【警察エッセイ】警察式最高の洗車法

ハイどうもぉ。
皆さんの心の中のカーワックス。
元警察官の花山烏一はなやまけいいちです。

皆さん、お車はお持ちですかい？

『ブイブイ走らせてるぜ、この野郎。』というツッコミは置いておいて、我が国ジパングは車社会であり、世界に誇る自動車メーカーが鎬を削り合っているよね。花山も若輩者ながら車を持てる生活をさせてもらってる。

元々は『車なんていらない。』って生活をしていて、自転車と公共交通機関と己の脚で移動し続けていたんだけども、ある時自転車を失った事で『自分は自転車というリーサルウェポンを失っただけで、こんなに無力になってしまうのか。』と打ちひしがれて車を買ったんよ。当時住んでいた家は車を買わない前提で借りた賃貸マンションだったから、駐車場代がアタオカな値段で、車を持つとこんなに『諭吉』と『一葉』と『英世』が消えていくのかといい社会勉強になったね。

そんで、皆さんにお聞きしたいんだけども、洗車ってどんな感じでやってる？

ガソリンスタンドでやる方･洗車場でやる方･自宅でやる方。様々な方がいるとは思うけども、花山はガソリンスタンドに行って文明のチカラで楽をする派閥の人間。まぁ、マンション住みだから自宅では無理なんよね。

花山は結構洗車が好きで、自分の感覚的に車が汚れていると、どうしても気になってしまう神経質系男子なんよね。洗車した後にウエスで車を拭き拭きするのはめんどくさいけども、そこまで嫌いじゃないんよね。車好きな方は洗車にもこだわっている人も多いかと思うけども、とある組織の人達もなかなかこだわりが強いんよ。

その人達の名は警察官。

■警察式最高の洗車法

警察という職業を想像した時に、同時に、とある車が連想されると思う。

そう。白と黒の二層からなるパトカー。

パトカーという乗り物はボロ雑巾の様に酷使されて、その反面税金で運用されている乗り物だから、出来る限り長生きさせなきゃいけなくて、メンテナンスは綿密にしっかりやるというDV夫みたいな感じで警察はパトカーの管理をしているんだけども、基本的に毎日異なる警察官が運転する関係上、引き継ぐ時にはキレイな状態で引き継がなアカンのよ。

皆さんの中にも、ご近所のガソリンスタンドで朝方パトカーが給油と洗車をしている光景を見た事がある人もいるかと思う。アレは引き継ぐ前にガソリンを満タンにしてパトカーをキレイにする為にやっている行為で、アレをしているともうすぐ交代出来るという思いからか、ちょっと気分が良いんよね。

花山が所属していた警察署の指定のガソリンスタンドはセルフじゃなくて、フルサービスのガソリンスタンドだったんだけども、洗車だけは自分達でやってたんよ。おそらく、傷付いた時に何かと面倒くさいから洗車くらい自分達でやるって事になってたんだと思う。

自分達でやる以上、洗車一つをとってもこだわりが現れるんよね。

目に見える所の汚れを落とすのはもちろん、車内もキレイにしないとアカンし、何が難しかったかって言うと、フロントガラスとかを拭く時にウエスの残糸を残すなって言われたんよ。そりゃ、言われるまでもなく残さない様に善処するけども、それでも少しくらいは残ってしまうもんやん。それすらも許さねぇクソみたいな強いこだわりを持った警察官が多い事この上ねぇ。

『そんなにこだわりを押し付けるならお前がやってみろよ。』と思ってたんだけども、それはお前の様な若手の仕事だと言わんばかりにやってくれないんよね。

そんな感じでパトカーのフロントガラスを拭き拭きしていたのはいい思い出。

そこまで徹底してやる理由としては、パトカーという乗り物は警察官の仕事の必須アイテムで、仕事をする上でなきゃアカン物なんよね。

洗車っていうのはただ綺麗にする為じゃなくて、パトカーに異常がないかを確かめる時間でもあると思うんよ。車は移動する為の物であるのに加えて、運転中に自分の命を護ってくれる物でもあると花山は考えてるんよね。その護ってくれる車も案外脆い物で、ちゃんと観察していないと不備があったりするんよね。

警察の場合だと乗る前に運行前点検はちゃんとやるんだけども、いつの間にか不備が発生している時もあるんよ。なかなか途中で車を見る事もないから洗車時っていうのは貴重な確認タイム。パトカーは仕事でしか乗らない車だけども、だからこそ愛車精神を持って愛でてあげないとアカンなと思うんよ。

愛が護ってくれるもんもあると思うんよね。

■まとめ

洗車をすると車に対する愛も深まるよね。

乗っているとキズや汚れは付くけども、乗る以上は綺麗な状態で乗りたいもんよね。

皆さんも今後車を洗車する時は愛を持ってやってみてはいかがですかい？

今回は以上となります。
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そんじゃ待ったねぇ。