【警察エッセイ】交換日記ならぬ恐感日記
ハイどうもぉ。
皆さんの心の中の連絡帳。
元警察官の花山烏一です。
皆さんは、懐かしの文化でお馴染みの交換日記を書いた事はありますかい?
今の若い子達はLINEやらDMやらでピコピコとメッセージを送れるもんだから、なんでわざわざ日記を買って筆を走らせて、そんなダルメシアンな事をせなあかんねんって思っているだろう。
ダルいかもしれんけど許して。
オジサンになると昔の事が懐かしくなるんよ。
そんで厳しい事言うけど、自分らも今の内やで。
『いつか自分のしている事がオジサン/オバサン認定されて悲しみに打ちひしがれるんやからな。』と御歳27歳のシャバ僧が申し立ててる姿は悲し過ぎるんよね。
そんで、花山は交換日記経験がクラスの5軍キャラだったくせにあるんよね。
警察学校に通っていた時にね。
■交換日記という名の仕事
交換日記の話題をなぜ出したかって言うと、自分が毎日やってる事って何かあったっけなって考えてたんよね。
そんで、そういえば警察学校時代に毎日の日課として、一日の終わりに日記を書かないといけなかったのを思い出したんよ。交換日記っていうと、仲良い子同士が自分達だけが分かる言葉やノリを書いてキャッキャ楽しむもんなイメージがあるやん?
でも、警察学校の交換日記はそんなスウィーティな感じは微塵もなくて、血みどろでどす黒い血の匂いにまみれた日記だったんよ。その理由の筆頭要因が日記の交換相手が自分のクラスの教官だったん事なんよね。
マジで、楽しみながら書けなくて、ほぼ仕事。
内容だってそれなりにまともな事を書かないといけないし、教官相手に『今日、ちょっと萎えポヨだったじゃ〜ん😭どうしたん?何か悩みがあったら真っ先にウチに相談しな💪ウチとアンタの関係だもの、すぐに駆けつけちゃうんだから😜』なんて文章を書こうもんなら日記ごと粉砕される。
『スパルタ』と『交換日』というアンマッチな組み合わせがそこにはあるんよね。
■交換日記ならぬ恐感日記
第一スパルタが、シャープペン禁止のボールペン一本勝負な所。
こっちは教官相手に思いの丈を書いたり、時には言葉では伝えづらい悩みを書いたりするワケなんよ。
『なんで、ボールペンの一本刀で戦わなかんねん。間違えられんやん。
いねぇんよ。交換日記の下書きを作る奴なんて。』
一応、救済措置で間違えた箇所は定規で二重線を引いて自分の印鑑を押せばいいんだけど、めんどくせぇって。
役所に提出する書類とちゃうんやぞ。
まぁ、なんでそんな事せなあかんかという説明はあって『警察が作る書類は全てそういった感じで作成するから練習だ。』と教官達にねじ伏せられちゃったのね。
まだ他にも要注意事項があって、誤字を訂正せずにそのまま提出してしまうと、その誤字を100回ぐらい書き直させられるんよ。
写経とちゃうねんぞ。
こんなSDG'sを頑張りましょうと言っている時代に、何を無駄の極みの最前線に立っとんのよ。てか、今思い出しても厳しすぎんねん。
こんなん交換日記ちゃうやん。交換書類やん。
俺ら囚人とちゃうんやで。なんでそんな難攻不落な検閲を突破せなかんねん。
交換日記と謳っているくらいだから、一日の締めに書いた交換日記は、次の日の朝に提出して夕方には帰ってくるんよね。そんで、返ってきた日記の下の空白のコメント欄に教官からのアンサーが書いてあるんよ。
正直一つ一つは覚えてないけど、最初のやつだけはちゃんと覚えてる。
『この警察学校はお遊びの場ではなく職業訓練校である。覚悟が無くなったらいつでも辞めていいぞ。』
アウトレイジの世界かよ。恐ろし過ぎんのよ。
そりゃ教官って立場だからキャラを入れて書いてるんだろうけど、役に呑み込まれちゃってんのよ。
とりあえず、『入校おめでとう。』がテンプレ案件だろ。
しかも返信メッセージはもれなく赤字で返ってくんのね。
あかんよ。赤字で強烈ワードを書かれたらそれは怪文なのよ。
■まとめ
そんな事を卒業まで続けたんだけど、結果的にはやってて良かったと思う。
このnoteもそうだけど自分の考えを文字として具現化するワケだから、表現力の向上にもなるし、書類作成の練習にもなるから結構良い文化だと思ったんよね。
そういった意味では誰かと何のツールでもいいから文章のやり取りをした方が、色んな面の強化になるんじゃないかなって思う。
まぁ、その日記は卒業したら即行で廃棄したけど。
今回は以上となります。
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