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【警察エッセイ】公務員は狙われる

ハイどうもぉ。
皆さんの心の中の公務執行妨害。
元警察官の花山烏一はなやまけいいちです。

皆さん、公務の執行を妨害していませんかい?

『してたら捕まってんだろ、この野郎。』というツッコミは置いておいて、公務員の職務を妨害すると公務執行妨害罪で捕まるのは皆さんもご存知の事かと思う。

『公務執行妨害=警察官』みたいなイメージが強いかと思うけども、なにも警察官に限らず、公務員として定められている公務員(消防団の様なみなし公務員も含む)が全て対象だから、役所の人の職務を不正に妨害したりすると警察官が鬼サイレンを鳴らして鬼の様な形相でパクりに行くんよね。

そんな、法律名は知っているけども、実際のところ、どんな事をやらかしたら公務執行妨害罪でパクられるのか詳しく知っている人は少ないんじゃないかなと思う。

たまには法律でマウントを取りたい。今回はそんなハナシ。


■公務執行妨害罪

公務執行妨害罪こと公妨は刑法の95条に定められていて、条文としては『公務員が職務を執行するに当たりこれに対して暴行または脅迫を加えた。』といった小洒落た事が書いてあるんよね。法定刑は『3年以下の懲役又は禁錮又は50万円以下の罰金』だから、それなりの刑罰が下る可能性があるんよ。ませた警察官なんかは刑法の95条に掛けて、公妨の事を『95』という人がいたりいなかったりラジバンダリ。

たまに勘違いであるのが、公務員に対して妨害をしたら何でもかんでも公妨になると思われがちなんだけども、あくまで公務『執行』妨害だから、公務の執行中に限定されるのよね。だから、庁舎内とかでボケェと休憩している公務員とかに対して、ブレイキンダウンをけしかけたら、それは公妨じゃなくて、暴行なり傷害になるのよね。

もちろん、公務員が違法な行為をしていた中での行為は公妨とはなり得ないのね。例えば、警察官が違法な方法で職務質問をしている時なんかに公務を妨害していたとしても、それは公妨としては認められないんよ。

花山は公妨でパクった経験はないんだけども、公妨になり得た事は何回も経験があるし、上司からもよく『荒れた現場に行く時は公妨に気を付けろよ。』と耳が酸化するほど、口酸っぱく言われてきたから、暴れる輩の時は間を取って、公妨対策をしていたんよね。

警察官ほど公妨を気にしている公務員は少ないとは思うけども、皆さんも相手が公務員だからといって、何でも言ったりやったりしていいワケではないからあんまり公務員をイジメないでね。

■まとめ

公務員は比較的狙われやすい職業の一つで、花山も現職の警察官の時に色々と言われたし、今でもたまに役所とかに行くと、必要以上に役所の職員さんとかに罵声を浴びせている人を見たりするんよね。

公務員を経験して思ったのが、世の中には思っているよりも多く、公務員を敵視したり下に見ている人がいるのよね。税金を払っていれば何でも許されるのかと思っているのか分からないけども、公務員も一般の会社員の方と同様に税金は納めているのよね。

公務員ばかり擁護するのもアレだけども、公務員は全ての業務が法律に基づいて行われているから、一般的な感覚からするとイラッとする場面も多いかと思う。でも、法律に基づいている故にミスが許されない仕事が多いし、一つのミスがニュースとかにもなったりするのよね。

公務員は血税で生かされているけども、その血税をきちんと社会に還元している公務員は多いのよね。

今回は以上となります。
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