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【実録】日常に潜む死語たち!

とっとと成仏してください!を書いていて、私はいかに自分の使い慣れた言葉が死んでいったかを痛感した。

前にもそんなことを書いたなあ。

今回はファッション用語のことではないんだけど、一番驚いたのは、ラ〇ンのやりとり。
伏字にするよりもメッセージと書いたほうがいいんだろうか。

玲香がアリスにメッセージを送信、というのが昭和生まれの私の感覚である。
そもそも私はメールを送信だった世代なので、メッセージ送信もまだ慣れない。

そこで担当さんからアドバイスをいただく。
玲香やアリスたちはグループのほうがいいですね。

グループ……聞いたことがある。
クレープではない。私は何を言っているんだ。
ラインではグループが作れる、とTwitterで見た。
仲良しグループとか、親族グループとかあるらしい。

そうか、仲良くなったらラインでグループになって、そこで内輪でなにやら話すのか、そうか、なるほど。

そして、玲香がメッセージを打つのが遅い、という表現をした時に担当さんに直された。
あれ? でも打つの遅いって言わない?
そう思って調べると、スマホだと入力する、なのか……。
私はもう文章を打つ=パソコンのキーボードで入力なんだけど。
スマホは入力なんだね。

そういえば、ブラインドタッチも最近、死んだらしい。
これはTwitterで見て驚いた。
タッチタイピングと言うらしい。
今はノートパソコンが増えたから、ブラインドと言われるとピンとこないとか? わからない。

私が最近、一番、衝撃を受けたのは、これだ。

ミサンガ、今の若い子には通じないみたいです。

担当さんが教えてくれたのだ。
ゲラでミサンガって書いたら、もうこいつも死んでるってさ……。
まじかよ。
死ぬなよ、ミサンガ。
じゃあ、あのJリーグの時に大流行して、切れると願いが叶うらしいよって猫も杓子もつけるようになって、そのまま定着したあいつはなんだったんだよ!

Jリーグで流行したミサンガは、私が高校時代にもプチ流行して、定期的に流行していた。

最近だと「君の名は」に出てくる組みひものブレスレット、あれもミサンガという認識だ。
あ、でもミサンガとは言われてなかったな……。

今ちょっと調べたら、「君の名は」って2016年の映画なの!?
6年前……私にすれば最近だけど、10歳の子が16歳になる年月だ。
小学生から高校生へ。

最近ってなんだろう。
こうして児童文庫を書いていくと、日々、死語になっていく言葉の多さに驚き&脳内で悲鳴を上げ、そして力尽きるのである。

私は個人的にはずっとミサンガって言い続けるよ!
ブラインドタッチも一生、ブラインドタッチだ!


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