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改稿、楽しい~!
とっとと成仏してください!の発売日からもう5日が過ぎた。
まだ1日、2日くらいしか過ぎていないような感覚なので不思議。
私は、この数日で近所の本屋や、県庁所在地の大型書店などを回った。どこの店にもちゃんと、とっとと成仏してください!が置いてあって、うれしかった。
さて、そうこうしているうちに、担当さんから2巻の改稿(第2稿)の赤入れが戻ってきた。
唐突だが、私はもともと改稿があまり好きではない。基本的に応募をする時は、勢いだけで書いて数日寝かせて読み返して、枚数調節(大抵は下限に届いていない)して、誤字脱字チェックして終わり!
そんなざっくりもざっくり過ぎる作業を改稿と読んでいたが、やっぱり小説本文を書くのが一番好きだなあと思っていた。
だけど、担当さんから戻ってきた赤入れ原稿を見ながら、修正しながら思う。
なにこれ楽しい。
小説を書くのは一人でやる作業だ。
私は一人でちまちま進める趣味が多いので(大勢でできる趣味といえばカラオケとか買い物?)一人で作業を進めることには慣れていて、寂しいと感じたことはなかった。
しかし、私は赤入れ原稿で確実に「これを読んでくれている」という人を感じていて、おもしろいものにしてくれようとしているのも感じている。それがうれしい。
担当さんもそれが仕事なわけだけど、それでもいいんだよ。
私は長いこと公募で落選を経験してきて、「誰にも自分の小説は読まれていないのでは?」と思い込んでしまったことは何度もあった。
暗闇の中に、届くかどうかわからない手紙を投げつけている感覚。
今は、ちゃんと手紙に返事は届いているし、きちんと返信が届いている。
それがとてつもなくうれしいのだ。私がやってきたことは無駄にはならなかった。落選して「もうやめようかな」と何度も思っても、あきらめずに続けてきてよかったなあ。
赤入れ原稿の、担当さんの手書きのきれいな文字で「ここは~してみてはどうでしょう?」という文字を見ると、「なるほど」って思って勉強になるし、赤入れがない箇所を見ると、ああここはこのままで大丈夫なんだな、と思う。
書いた小説のリアクションが見られるというのは、こんなにうれしいし、安心するのか、とあらためて思うのだ。
だから、私は今とてつもなく改稿が楽しい。
自分が不安になって書いた初稿の答え合わせをしているみたいで。
そういうわけで、改稿がんばろう~!
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