煩悩(3)男性の基準=「5年目の彼氏」

5年目の彼氏は陣内智則に似ています。これは自慢でした。

他の人にとって「それは自慢なの?」と思うようなことでも、私にとっては大きな自慢になります。それは、私のタイプの顔が陣内智則だからです。

余談はさておき、ほとんど一目ぼれに近い「顔から入った」形で恋愛は始まりましたが、5年目の彼氏はなかなかにハイスペックでした。

頭もよく、運動もでき、現役で有名大学に進学。私のワガママも軽く受け流す器まで持っている妬ましいほどできた男でした。

私はもはや男性を選ぶような権利なんて到底ない女ですが、いざ男性を目の前にしてしまうと、どうしても5年目の彼氏と比べてしまうところがあります。

理想が高くなる、いちど味わってしまった蜜の味を追い求めてしまう、完全に引きずっている状態です。自分の中ではきちんとした考えをもってお別れしたと思っていますが、それでも彼と比較してしまいます。

大恋愛のあとは恋をしにくい、と言われている所以はここにあるのではないかと思います。「でも彼はこうだった」「彼ならこうしたのに」と考えてしまう時点で、幻影にとりつかれているのです。

現時点での私の対処法は「人のステキな部分をみる」こと。比較してしまう原因は、自分の感覚と違うという「マイナス面」にフォーカスを当ててしまっているところにあります。

そうではなく、相手の「プラス面」をみるようにすると、比較する回数が少なくなるように感じます。新たな魅力にも気づくことができます。

私もリハビリ中です。同じ症状の方、一緒にがんばりましょう。

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