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ポートレイトレクチャー「62.お肌の色味はシーンに合わせて調整する」

ポートレイトである以上、そこには人物が写っているでしょう。
そこで大切となるのがやはりお肌の色味です。
特に女性ポートレイトでは肌の色味はモデルさん自身も気にしますし、
撮影者としてはこだわりの部分としてしっかりと仕上げたいものです。

一口のお肌の色味といっても考え方、とらえ方はいろいろあります。
本当に見たままに忠実な正しい色を再現するのか、
それとも健康的に見える少しピンクがかった色にするのか、
昔から言われる肌色(だいだい色)っぽくするのか。

また、イメージ重視で全然本来の肌色とは遠い色味にすることも考えられます。

結論からいえば、私の場合、写真のイメージから逆算したお肌の色味を考えるようにしています。

では、写真のイメージによるお肌の色味とはどういうことでしょう。

ここから実際の写真を例にとって説明していきたいと思います。

まずは一般的な屋外ポートレイトの場合です。
これはどちらかといえば、血色がよく見えるように少しピンク(マゼンタ)がかった色味にすることが多いです。

色味の調整はホワイトバランスとその微調整を基本で決定します。
仕上がり設定(ピクチャー●●とかフィルム●●といったやつ)によっても色味が変わってきますので、ホワイトバランスの前に仕上がり設定を決めておきます。

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