ポートレイトのイロハ・・・その2「 ポートレイト写真の明るさについて」
ポートレイトの基礎、イロハシリーズの第2弾は写真の明るさについてです。
その1では、露出モードのお話をしました。
マニュアル露出モードが基本という話をしましたが、それ以外の露出モードを使うにしても、写真の明るさは撮る人が決めるものです。
カメラの説明書を見ると、露出補正なし(マニュアルの場合はプラスマイナス0となる位置)を「適正露出」と書かれています。
この適正露出というのは、カメラが算出した適正という意味で、撮る人にとっての適正露出とは限りません。
ですので、これは適正露出ではなく、「標準露出」だと思っていただければいいでしょう。
では、撮影者にとっての適正露出とはなんでしょう。
ポートレイトにおける適正露出というは、モデルさんが一番素敵に見える明るさということです。
ですが、ポートレートというのは画面全部がモデルさんで埋め尽くされていることはほんとんどなく、たいていはそこに背景もあるでしょう。
そこで多くの人が悩んでしまうのが、背景の明るさとモデルさんの明るさのどちらを優先すればいいのだろう、ということでしょう。
モデルさんの顔などがちょうど良い明るさになるように露出を決めると、空などの明るい背景は白飛びしてしまう。
だから少し暗めに撮っておいた方がいいだろう。
こう思っている人も多いかもしれません。
ここから先は
630字
/
4画像
¥ 500
よろしければサポートをお願いします。 活動資金として使わせていただくほか、次の記事への励みとなります。 どうぞよろしくお願いいたします。