ポートレイトレクチャー「57.単なるダメ出しならしない方がいい」
ポートレイト撮影をしていると自分のイメージ通りにならないこともあります。
そんなときについやってしまうのが、「そうじゃなくて〜!」とか「うーん、違うなあ」という感じの言葉。
そんな台詞は言ったことないという人もいるでしょうが、自分の写真へのイメージが強くなればなるほど、こういう言葉が出てしまいがちなものです。
でも、この言葉ってモデルさんにとっては、のびのびと振る舞えなくなってしまいますし、「じゃ、私はどうしたらいいの?」と迷ってしまうだけの言葉になってしまいます。
では、イメージと違う場合にどうしたらいいのでしょう。
まず、この言葉がでるいくつかの原因とそのときの対処法について考えてみたいと思います。
まずは原因から。
モデルさんの衣装、ポージング、表情のどれかが撮影者のイメージと合っていない場合。
衣装がイメージと違うのであれば、着替えてもらうか、または衣装に合った写真を撮る方向に変えるしかないですね。
ポージング、表情がイメージと違う場合には、これを上手く伝える撮影者の技術が必要です。
言葉で伝えるのが難しければ、撮影者自身がモデルに変わって実演するというのも一つの手です。
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