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ポートレイトレクチャー17.「ポートレートモードを疑ってみる」

ポートレイトを撮るなら仕上がり設定はいわゆる「ポートレートモード」を使うのが良いんじゃないかと思いますね。

実際、各社のポートレートモードなどの説明書きを読んでみると各社、以下のように書かれています(抜粋)

富士フイルム( ASTIA)「肌色の自然な階調と発色・・・」

ソニー (ポートレート)「女性や子供の肌を、自然な色合いで再現します。さらに、肌の質感をいっそう柔らかく、滑らかに・・・」

ソニー( PT)「肌をより柔らかに再現。人物の撮影に最適。」

キヤノン(ポートレート)「女性や子供の肌の色を、透明感ある健康的な表現に。」

ニコン(ポートレート)「人物を撮るのに適したモードで、肌の描写をきれいで滑らかにするだけでなく髪の毛の柔らかい質感も再現します。」

これを読めば確かにどのメーカーのカメラでも「ポートレイトを撮るならポートレートモード」でしょ!!って思ってしまいますよね。

でも、本当にそうなのでしょうか。
すべてのメーカーのカメラをテストすることはできないので、
どのポートレートモードが良くて、どのモードを使えば良いのかということは断言できません。

でも、私が使っている複数のメーカーのカメラでも「このカメラのポートレートモードはいいなあ」とか「こっちは肌の発色や質感がどうも合わないなあ」などポートレートモードの感想はまちまちです。(実際にポートレートモードを使うカメラもあれば、基本的には使わないというカメラもあります)

ですので、「ポートレートを撮る=ポートレートモード」というステレオタイプの考え方はちょっと立ち止まって考えてみてもいいかもしれません。

まずは、ポートレートモードで撮ってみる。
その上でスタンダードモードやナチュラルモードなど別のモードを試してみる。
これくらいは研究してみても良いのではないでしょうか。


では、ここで実際に2台のカメラでのポートレートモードとスタンダードモードでの仕上がりの違いを見てみたいと思います。
2台のカメラは同一メーカーのものではなく、別のメーカーのものです。

(写真は分かりやすくするために顔の部分だけをトリミングしています)

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