ポートレイトレクチャー「20.偶然を必然に変えるための準備が大切」
ポートレイト撮影なんてある意味、偶然がいくつも重なるものです。
屋外撮影でいえば、天候もそうだし、太陽の光だって雲間に隠れたり、どピーカンだったり。
モデルさんのポーズや表情だって、人間のやることですから、ある意味偶然といってもいいかもしれません。
これに関してはスタジオなどの屋内撮影でも同じことがいえます。
モデルさんと事前に衣装などのイメージを相談して、ロケ地と日時を決め、その中で、「ここでこんなイメージで撮りましょう」とやったとしても、そこには偶然という要素がいっぱい入ってきます。
仮に海辺で寂しそうに佇む感じの写真を撮ろうと決めたとして。
カメラを構えたら、背景に海ではしゃぐ子どもが入ってしまう。
寂しげな感じと思っていたら、めちゃめちゃ晴天の太陽が降り注ぐ。
天気予報は曇りだったのに、突然雨が降ってきた。
とんでもない海風が吹いて、髪の毛がぐしゃぐしゃに。
偶然がいくつも重なって、思っていたような撮影ができない、なんてこともあります。
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